2015年11月13日

患者さんの意思決定を支援する

意思決定を支援する

私達は、ここ大阪の地で、患者さんとともに診療行動を決定していきたいと思っています。

ジルコニアインプラント治療は患者さんの健康や生活に非常に大きなメリットをもたらしてくれると信じていますが、すべての患者さんにとってジルコニアインプラント治療が最善とは限りません。

『もしも、自分にとって身近で大切な人が選択に迫られたときにどうするか』

その視点を常に意識しながら、私達は患者さんの意思決定を支援しています。

私達医療者は、専門家として必要な医学的情報(エビデンス)を把握し、正直にお伝えしなければならないと考えています。

ただ医学的情報(エビデンス)だけでは診療行動は決まらず、患者さんの価値観や費用なども含めて考えなければなりません。

また、医学的情報(エビデンス)が不確かな場合もありますし、最新治療などでは、十分な臨床データが蓄積されていない場合もあります。

ジルコニアインプラント治療も、現時点では、チタンインプラントよりも歴史の浅い治療であるために、大阪のみならず国内でも特に十分な臨床データが無いのが現状です。

『ジルコニアインプラント治療か他の治療法か』

選択に迫られた患者さんは、歯科医療者から説明される医学的情報(エビデンス)や同じような選択に悩んだ他の患者さんの経験、または新聞や雑誌などのメディア情報なども判断材料としてかき集め、それらを取捨選択しながら、最終的には自分の価値判断基準のもとで決断していく場合が多いように思います。

しかし、患者さんにとって、治療方法の選択は必ずしも容易なことではありません。

実際、ジルコニアインプラント治療をご提案する場合にも、患者さんにはさまざまな葛藤があるかと思います。

そのような患者さんの意思決定を私達は支援していきたいと思っています。
治療における最終的な意思決定はあくまでも患者さん中心であるべきであり、医療従事者はあくまでもその「意思決定を支援する」立場であると私達は考えています。

それは個々の患者さんの「思い」に応え、また「利益」となり得ることをお互いに一生懸命考えていこうということでもあります。

すべての患者さんに適応できる絶対的に正しい答えはなかなかわかりませんが、個々の患者さんと真剣に向き合う中で、

『自分たちが納得して決めたことだから、どの選択をしても正解だったと思います。真剣に考えてくれて有り難うございました。』

といううれしいお言葉をいただくことがあります。

これが一つの「答え」なのではないでしょうか。


意思決定支援について詳しくは副院長の意思決定支援サイトをご覧ください。
意思決定支援サイト

2015年10月21日

プレスリリース紹介

プレスリリース「口の中に毒がある―その安全な除去法と健康回復」
医療ジャーナリスト釣部人裕氏に「毒性歯科金属」について中垣歯科医院が取材を受けました。
表紙の写真は中垣院長です。
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プレスリリース「本当に怖い歯の詰め物―誰も知らなかった病気の原因」
アメリカの口腔外科博士ハル・ハギンズ著、田中信夫訳の著書に、当院のアマルガムについての資料となる写真を提供いたしました。
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プレスリリース歯科医療最前線 ―治療を受ける前に知っておきたい歯科情報
院長が、 第1章.いま注目の歯科治療「統合医療」で執筆しています。
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プレスリリース女性雑誌「Trinity」特集:若返る 歯科
金属の害・歯周病・噛み合わせ・ホワイトニングについて中垣院長が記事を掲載しました。
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プレスリリース歯科医師向け専門雑誌「アポロニア」
歯科材料が体に及ぼす影響について説明しています。
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プレスリリース歯科医師向け専門雑誌「アポロニア」
歯科修復物が心身に与える影響について説明しています。
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プレスリリース「40代・デトックス処女!」
横森理香,河出書房新社
中垣歯科医院が紹介されています。
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プレスリリース2012年版「日本の歯科100選」
ごま書房新社刊
中垣歯科医院が選ばれ、掲載されました。
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プレスリリース「本当に怖い歯周病 その予防と治療」
歯周病の専門雑誌に掲載されました。
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プレスリリース「女性自身」インタビュー記事
院長 中垣直毅が取材を受けました。 アマルガムや保険の金属についての事実が書かれています。
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プレスリリースABCラジオ「ニュース探偵局」
番組内の「肌髪歯再生バイブル」に院長が出演しています。
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プレスリリース「新入れ歯名人2014」
海苑社メディカル情報部
当院が掲載されました。
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プレスリリース

2015年10月20日

病巣感染とは?

病巣感染

体の一部に細菌感染などによる慢性の炎症があり、それ自体の症状は軽いのですが、これが原因となって他の臓器に反応性の病変をつくることを「病巣感染」といいます。歯科で遭遇する分かりやすい例としては、歯周病によってお口の中に小さな傷ができ、そこから悪玉口腔内細菌(虫歯菌や歯周病菌など)が体内に侵入することによって引き起これる「菌血症」があります。

菌血症にような重度な全身疾患まではいかなくとも、口の中の病巣が原因で皮膚の病気が起きたり、悪化させていたりする場合もあります。そのような場合には、原因である口の中の病巣を除去することが根本治療となります。

口腔内病巣の種類

歯周病病巣感染
歯周病菌や歯肉の炎症が病巣となります。病巣除去のためには原因細菌をきちんと調べて、徹底的に除菌する歯周病治療が重要です。

失活歯や根尖病変
虫歯や歯周病の悪化によって神経にまで達した場合、根管治療によって神経を除去する必要があります。このようにして神経を取った歯を失活歯(しっかつし)と呼びますが、根管治療されずに放置されていたり、根管治療がうまくいっていない場合などには、それに伴う病変(根尖病変)も病巣となります。

破折歯
歯が割れていると、その部位から細菌感染を起こして病巣となってしまうので、速やかに取り除く必要があります。レントゲン写真にも写らず、破折が分からない場合もあるので、治療には注意が必要です。

病巣感染が起こる理由

病巣感染が起こる理由として以下のようなことが言われています。

1 .細菌が、病巣から血管を通って他の部位に住み着く(菌血症)
2 .細菌の毒素や代謝産物が血管を通って体内を巡り、沈着することによる感染防御反応
3 .細菌、細菌の死骸、毒素、代謝産物に対する抗体によって起こるアレルギー反応
4 .病変からの持続的な刺激による、神経系(自律神経)の過剰な反応・・・など

病巣感染の主な原因は細菌だと思われますが、大阪にある当院では、歯科材料(特に金属イオン)や使用薬剤などによっても反応が起こるのではないかと考えています。なぜなら、抜いた歯を良く観察してみると、細菌感染だけではなく、金属溶出や劣化した歯科材料が認められるケースが多いからです。

患者さんの快適な毎日のために

病巣感染病巣感染は、医師・歯科医師であれば誰もが知っている常識ですが、根管治療を軽視し、保存可能な歯をむやみに抜いてしまう歯科医師が増えていた歴史的経緯もあって、あまり重要視されてきませんでした。

しかし、最近では、病巣感染が少しずつ重要視されるようになってきています。もちろん、むやみに歯を抜くことは勧められませんが、病気の原因となり得る歯を残すことは、全身の病気を引き起こす可能性があることも念頭に置かなければなりません。

病巣を除去しつつ、歯を保存することが可能であれば、それが理想的な治療であることは間違いありません。ですが、歯を残したけれど、それによって病気になってしまったのでは全く意味がありません。私達歯科医療者の目的は歯を保存することだけではなく、患者さんが快適に、健康な状態で過ごせるようにすることだと考えています。

院長あいさつ

院長あいさつ

当院では大阪での開業当初より、「歯は全身と深く関わっている」という考えのもと、口の中だけを診るのではなく、全身のことを考慮した、体に優しい安全な歯科治療を行ってきました。実は、このような理念に至った背景には、私自身の体験があるのです。

私は歯科大学生時代、手術を宣告されるほど重症の腰痛と、常時薬が手放せないほどの酷い頭痛に悩まされましたが、そのいずれもが、噛み合わせ改善治療と毒性歯科金属の除去治療で完治しました。この経験によって、「歯科が全身に与える影響の大きさ」を誰よりも痛感したのです。

特に、歯科材料が体に与える悪影響は想像以上です。詰め物やインプラントなどに金属を用いた場合、口腔内で金属が溶解して金属イオンが体内に沈着してしまう、口腔内電流が発生することによって自律神経が乱される、金属がアンテナのように電磁波を集積して電磁波過敏症を引き起こすなど、さまざまな害が発生します。

院長あいさつ当院では、歯科金属(歯の詰め物や被せ物、芯棒の金属等)を除去して、多くの患者さんの不定愁訴を解消させてきました。さらに、インプラントにおいては、大阪での開業当初より「金属であるチタンを使用したインプラントは絶対に埋入しない」という主義を守り通しています。

現在、大阪のみならず日本及び世界で施術されているインプラント治療は99.9999......%がTi(チタン=チタニウム)という金属のインプラントです。また、上部補綴物や上部構造(アバットメント)はジルコニアであっても、骨内に埋入する部分はチタン製というインプラントも多々あります。

しかし、当院で採用しているインプラント・システムは、上部補綴物や上部構造だけでなく、骨内に埋入する部分まで100%ジルコニアで形成されています。ジルコニアインプラント治療は、日本ではまだ歴史の浅い最先端治療ですが、将来的にはチタンインプラント治療よりも主流になっていくと予想しています。

今後、インプラント治療をお考えの方にはもちろんのこと、原因不明の不定愁訴に悩まされている方にもぜひ、この「歯科材料(歯科金属)が体に与える悪影響」について知っていただき、体に優しい歯科治療を受けていただくための参考にしていただければ幸いです。

院長略歴

院長あいさつ中垣歯科医院 院長 中垣直毅/大阪歯科大学大学院卒

歯科医師・歯学博士
大阪歯科大学歯周病学講座講師
米国インディアナ州立インディアナ大学歯周病科客員講師
日本歯周病学会認定医・歯周病専門医
ジャパンインプラントプラクティス指導医
米国財団法人 野口英世 医学研究所 理事

【略歴】
・日本歯周病学会認定歯周病認定医・専門医 平成7年4月1日取得
・日本顎咬合会認定咬み合わせ認定医 平生12年月1日取得
・口腔医科学会認定医 平成22年10月16日取得
・口腔医科学会認定口腔セカンドオピニオン専門医 平成22年10月16日取得
・日本歯科人間ドッグ学会認定医 平成20年7月23日取得
・日本糖尿病協会歯科医師登録医 平静21年月1日取得
・歯周内科学研究会認定医 平成23年7月1日取得
・日本化学療法学会認定抗菌化学療法認定歯科医師 平成24年1月1日取得
・衛生検査技師 平成23年3月8日取得
・大阪府警察協力歯科医
・豊中市立第三中学校校医 平生23年4月1日
・食育指導士 認定 平成23年11月30日取得
・大阪歯科大学大学院卒

当院は日本歯周病学会認定の歯周病認定医・専門医です
歯周病についての研究を日本歯周病学会を中心に発表してきました。

院長あいさつ日本歯周病学会を中心とした発表・論文
「歯周ポケットにおける病原酵素産生菌の分布」の論文をみる
その他の41の論文の題目を見る
この41の論文の内容は、国立情報学研究所 論文情報ナビゲータ[サイニイ]でご覧いただけます。(有料)

院長プロフィール

院長あいさつ
アメリカ合衆国のインディアナ州立インディアナ大学歯学部歯周病科の客員講師を委嘱されました。
同時に中垣歯科医院はインディアナ大学歯学部歯周病科の認定医療機関に認定されました。
インディアナ大学=Indiana University(通称:IU)

院長あいさつ

Dr.NAOKI NAKAGAKI

インディアナ大学 歯学部 同窓会会員
インディアナ大学歯学部インプラント科研究員
ジャパンインプラントプラクティクス指導医
インディアナ大学歯学部歯周病科客員講師

院長あいさつ
左 端:Dr. John N Williams Jr. (Dean) インディアナ大学 歯学部 学部長 全米歯学部長会 副理事長
中央右:Dr.Michael Kowolik(Associate Dean) インディアナ大学 歯学部 副学部長
右 端:DR.Vanchit John(Chair Periodontics) 歯周学 学部長

院長あいさつ
院長あいさつ

院長あいさつ
私自身が歯科大学生時代に手術を宣告される程の重症の腰痛と、頭痛薬を手放せないほどのひどい頭痛を噛み合わせ改善治療と毒性歯科金属の除去治療で完治した体験から、歯科が全身に与える影響の大きさは誰よりも痛感しています。
特に歯科材料が身体に与える悪影響は想像以上です。
そもそもどなたも削っていない白い歯が28本あったのです。安易に虫歯を作ってしまうことで歯に異物が詰められ、噛み合わせが崩れていきます。
当医院では綺麗な白い歯をなるべく削らないように抜かないように予防管理していくことに力を入れています。
私たちと一緒に白い歯を残しませんか!

所属学会・研究会
日本歯周病学会
日本顎咬合学会
日本歯科保存学会
口腔医科学会
日本抗加齢学会
日本化学療法学会
日本糖尿病協会
大阪歯科学会
岐阜歯科学会
日本歯科人間ドック学会
国際歯周内科学研究会
日本口腔内科学研究会
日本医療・環境オゾン研究会
噛み合わせと全身との関連を考える会
日本ヘルスケア歯科研究会
国際和合医療学会
ゼロ医学研究会
その他

オゾン治療

中垣歯科医院と併設のミキコクリニックでは、歯科内科で連携してオゾン療法に取り組んでいます。

オゾン治療

オゾン療法とは、血液浄化、アンチエイジング、歯周病や皮膚の治療などにオゾンを利用する治療方法です。オゾンは、空気中の酸素(O2)が化学反応で変化した物質(気体)で、化学式ではO3と書きます。通常の大気中にも存在している物質で、大気を殺菌・脱臭・招集するといった自浄作用を行っています。オゾンの殺菌力は塩素の6倍、細菌・雑菌を死滅させるスピードは300倍という威力です。そのため手術が行えない場合や、通常の治療では効果が得られない場合などにも効果が期待できます。

オゾン療法は、ヨーロッパでは古くから用いられている治療方法で、免疫細胞の代謝を活性化させて免疫系の調節を行い、抗酸化作用を高めることで、本来もっている自然治癒力を引き出すことが可能であるとともに、他の治療とも安全に併用でき、副作用も少なく、体に負担をかけない治療方法です。

このオゾンの効果に着目した大阪にある当院は、キューバにて研修を受けた日本オゾン研究会会員です。また、オゾン療法にはさまざまな方法があることから、当院と併設のミキコクリニックでは、歯科と内科で連携して、オゾン療法に取り組んでいます。

当院のオゾン治療

●ヒールオゾン
ヒールオゾンとは、オゾンによって虫歯菌を99%殺菌し、再石灰化を促進することで虫歯を治療するという治療法です。歯を削る量が少なくて済みますし、さらには、根管治療にも用いることができます。

●ナノバブルオゾン水
オゾンガスを特殊な技術によって水中に溶け込ませ、それ自体に殺菌力を持たせた水です。通常の気泡のサイズ(マクロ)では、オゾンガスの分子が大きいため、液体の中では浮力で浮いてしまいますが、特殊技術でナノサイズ化することにより、液体の中に留まり、殺菌効果を発揮できます。当院では、このナノバブルオゾン水を用いて、歯周ポケットの除菌治療を行っています。

ナノバブルオゾン水

●自家血オゾン療法(血液クレンジング療法)
当院併設のミキコクリニックとタイアップして行っている療法で、患者さんの血液を採血によって取り出してオゾンを注入し、それを再度患者さんの体内に戻すという方法です。一度に採血する量は50~100mlで、これに2~4mgのオゾンを注入します。この方法は、オゾンの酸化・殺菌作用によって血液が活性化するため、歯周病治療やアレルギー治療、免疫力アップに効果があります。

血液クレンジング療法

●オゾンクリーム
オリーブオイルにオゾンガスを溶かしたクリームを、炎症や感染がおきている患部に塗りこみます。オゾンの殺菌力により、口内炎や口角炎、口唇ヘルペスなどの傷を治癒します。

血液クレンジング療法

一回法と二回法について

一回法と二回法について

インプラントの外科手術には、大きく分けて2種類の方法があります。一般的に、口腔内や身体に問題が無い場合は、「一回の外科手術でインプラントに仮歯をつけることが可能となる一回法」が選択されます。

一方、口腔内や身体の状態に問題がある場合は、「インプラントを埋め込んだ後、一旦歯ぐきを縫い合わせる二回法」が選択されることがあります。二回の外科手術が必要となることがデメリットとしてあげられますが、歯ぐきを閉じてインプラントが骨としっかり固定する期間を設けることにより、一回法に比べて感染のリスクが低くなるため、一回法で感染が懸念される方にとっては適した方法とされています。

抜歯即時埋入法

抜歯即時埋入法従来のインプラント治療(抜歯待時埋入法)の場合は、抜歯後3~6ヶ月の治癒期間を置いた後でインプラントを埋入します。さらに2〜6ヶ月の治療期間を経てから被せ物を作製します。それに対して抜歯即時埋入法では、抜歯と同時にインプラントを埋め込みますので、治療期間を短縮できます。

また、抜歯した後の穴の利用によって、改めて切開する必要がないことから、歯肉のダメージが少なく済むので、審美的にも優れた仕上がりになります。

歯ぐきを切開しない手術法

歯ぐきを切開しない手術法フラップレスインプラントとは、メスによる歯肉の切開や剥離を行わず、縫合の必要もない手術方法です。インプラント手術の前に精密検査(CT撮影)を行うことで、 歯肉を切ることなくインプラント手術をすることが可能になります。

一般的なインプラント手術では、メスで歯肉を切開・剥離しますが、 フラップレス術式では、「歯肉パンチ」というもので歯肉に必要最小限の穴を開けて治療します。そのため、術中・術後の腫れや痛み・出血が抑えられ、治癒期間も短くて済むのです。

治癒期間が短縮されることにより、スムーズに次のステップに進めますので、全体的な治療期間も短縮されます。ただし、骨と歯肉が充分にあることが必須条件であり、全てのケースに適応できるわけではありません。

他院で治療を断られた方へ

他院で治療を断られた方へ

「これはもう治せない」
「あきらめたほうがいい」
「金属アレルギーだとインプラントは無理」

などと、他院で治療を断られてしまった(できなかった)方、まだあきらめるのは早いです。

大阪にある当院は、患者さんの絶望を希望へと変えるための「不可能を可能にする環境(体制・設備・材料・知識・取り組み)」を揃えています。まずは私共にご相談ください。当院を知っていただいてから、治療を受けるか受けないかの判断をしていただいても構いませんし、あきらめるのはそのあとでも遅くはありません。(あきらめさせませんけれども!)

また、断られてはいなくとも、どうにも治療に踏み切れない、いまいち「これだ!」という確信に出会えていない、という方でも、当院はセカンドオピニオンにも対応していますので、ご安心ください。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンご自分の病気や受けている医療に対する理解を深めるため、現在治療されている医療機関以外の専門医の意見を聞くことをセカンドオピニオンといいます。

当院のセカンドオピニオンは、他医院でインプラント治療を勧められて迷っている方、治療を行うかどうかを決める前に他の専門医の意見も求めてみたい方を対象に、当院の医師の意見や判断を患者さんにお伝えして、治療を受けるかどうかを判断するための参考にしていただくことを目的としております。

最新の結果で歯や骨の現状を正確に把握するため、当院で検査を受けていただき、その後で、ご相談と診断を行います。また、現在通われている医療機関に設備が整っておらず、CTでの立体的な検査・解析をご希望の場合などにもご対応いたします。治療や転医を無理に勧めることはありませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

ただし、セカンドオピニオンを「話をするだけ」だから...と、「無料相談」のように思っていらっしゃる方もいるようですので、その点に関しましては、「保険適応の範囲内ではありますが、診察料は発生します」ということを、きちんとお伝えしておきたいと思います。

最新の結果で歯や骨の現状を正確に把握するため、「当院で検査を受けていただいた後のご相談と診断」になりますので、無料ではありません。しかしながら検査の結果を踏まえ、しっかりとしたカウンセリングやアドバイスをさせていただきますので、インプラント治療を行うべきかどうか迷い、悩んでいらっしゃる方は、安易に治療を始めてしまい大きなトラブルを抱えてしまうことのないよう、ぜひ当院にご相談ください。

常備薬について

トラブルを避けるために

持病の治療のために服用している薬がある場合には、治療を始める前にご相談ください。薬によっては、手術中などには一時的に服用を中断しなくてはいけないものもあります。たとえば、血の流れを良くするための動脈硬化などの薬は、血が止まりにくくしてしまうことがあるため、手術の際には充分な注意が必要です。

その他にも、糖尿病の薬をはじめ、経口避妊薬など服用に注意した方が良いものもありますので、必ず事前にご相談ください。

治療期間中の仮歯について

仮歯インプラント治療を開始してから、埋入したインプラントに人工歯を接続するまでの間に、仮歯が必要となる場合があります。ただし、仮歯が必要ないケース(治療期間が短い場合や、噛み合わせの調整が不要な場合など)もありますので、詳細はカウンセリング等でのご相談になります。
(費用例:1本あたり5,000~20,000円)

治療で行われる血液検査について

血液検査インプラント治療を始める前に、血液検査や健康診断、人間ドックなどで行った血液検査の結果を持参していただく場合があります。

インプラント治療は、一般的に歯ぐきを切ってあごの骨にインプラントを埋め入れる外科手術が必要です。血液検査の結果を確認することで、出血を伴う手術で血が止まりにくい可能性が無いか、傷口の治りがおそくならないか、外科手術を受けることが出来る体調であるかどうかなど、治療をする上での問題点を探ることができます。

また、詳細な全身状態を把握することによって、インプラント手術中や手術後に起こるトラブルを予測することが可能となりますので、起こり得るリスクに備えることもできるのです。

治療にあたって気になること

治療にあたって気になること

インプラントを埋入する本数と手術にかかる目安時間
通常のインプラントの手術方法には、「一回法」と「二回法」とがあります。まずは、それぞれの手術方法と手術にかかる時間についてご紹介します。
※患者さんのお口やお身体の状態、歯科医師によって異なりますので、ご参考程度にお考えください。

●一回法と手術時間
一回法は、歯ぐきを切開する手術を一回のみ行う治療法です。インプラントを埋入する際に、インプラント体のヘッド部分を歯ぐきの外に出すことで、もう一度歯ぐきを切ることなく人工の歯の装着を行います。インプラントを埋入してすぐに人工の歯を装着する場合などは、この方法で治療します。

<インプラントを埋入する手術時間>
埋入する本数 1本 2本~3本 4本~6本 7本~10本
手術時間の目安 15~20分 25~45分 50分~85分 90分~120分

●二回法と手術時間
二回法は、歯ぐきを切開する手術を二回行う方法です。一回目の手術でインプラントをあごの骨に埋入し、一度歯ぐきを閉じてインプラントと骨が結合するまで3~6ヶ月待った後、二回目の手術で歯ぐきを切開し、人工の歯の土台を本体に取り付ける方法です。骨を増やす治療を同時を行う場合などは、感染率の低いこの方法で治療します。

<インプラントを埋入する一回目の手術時間>
埋入する本数 1本 2本~3本 4本~6本 7本~10本
手術時間の目安 15~20分 20~35分 40分~75分 80分~110分

<インプラント体に土台を取り付ける二回目の手術時間>
埋入する本数 1本 2本~3本 4本~6本 7本~10本
手術時間の目安 15~10分 15~20分 25分~35分 35分~60分

インプラントの年齢制限について
骨の成長がほぼ終了している16歳以上で、医学的、解剖学的に条件が満たされている限り、どなたでもインプラント治療をお受けいただくことができます。年齢の上限はありません。

患者さん中心のカウンセリングで治療方針を決定

インプラント治療の流れ

治療方針の決定には、治療に関わるエビデンス(治療の根拠)、患者さんのバリュー(価値観や文化)、リソース(お金や時間)などが関係しています。そのため当院では、無料カウンセリングをしっかり行い、個々の患者さんにとって最善な治療方針を、患者さんと一緒に決めていきたいと思っています。

悩んでいらっしゃる患者さんには十分な意思決定支援を行いますし、場合によっては、インプラント治療以外の治療方法を選択、お勧めしていく場合もあります。治療方法の選択や、治療を受ける・受けないの決定権は患者さんにありますので、安心してご相談ください。

インプラント治療の流れ

1.カウンセリング・最新医療設備を用いた精密検査インプラント治療の流れ
患者さんの歯に関するご希望・お悩みをお伺いし、レントゲンや口腔内写真撮影などによって現在の症状や骨の状態を診査・診断します。その後、型どりを行います。 そして、診断結果をもとに、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てます。

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2.インプラント埋入手術
患者さんに適したインプラントを、該当部分のあごの骨に埋め込みます(局部麻酔を用いますので、痛みはありません)。

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3.治癒期間
手術後、インプラントとあごの骨がしっかりと結合するまで治癒期間を設けます(期間には個人差がありますが、3~6ヶ月程度です)。

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4.接続部の装着インプラント治療の流れ
インプラントとあごの骨がしっかりと結合したら、人工歯を装着するための接続部(アバットメント)を取り付けます。その後、安定するまで再度1~6週間程の治癒期間を設けます(このとき、仮歯が装着できます)。

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5.人工歯の装着インプラント治療の流れ
患者さんに合わせて精巧に作られた人工歯をアバットメントに装着します。これで治療は完了です。

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6.メンテナンス・定期検診インプラント治療の流れ
インプラントを長期間お使いいただくためには、適切なホームケア(ブラッシングなど)と歯科医院でのメンテナンス(定期検診)が必要不可欠です。3~6ヶ月に1回程度の定期検診を心がけましょう。

インプラントとは

インプラントとは

インプラントとは、虫歯や歯周病、事故など、何らかの理由で失ってしまった自分の歯の代わりに、人工の歯根と人工歯を用いて噛み合わせを回復させる治療法です。機能性、審美性、安定性に優れていて、固い物でも自分の歯と変わりなく食べることが可能です。

従来、入れ歯では食べづらかったおせんべいなども、バリバリと食べることができます。カケラを詰まらせる心配もないので、嫌な痛みもありません。また、部分入れ歯やブリッジのように、周囲の健康な歯を削る必要がないのも大きなメリットでしょう。

インプラントは、普段と同じように歯を磨いておけば口臭に悩まされることもありません。見た目も天然の歯とそん色がないため、大きな口をあけて大声で笑うこともできます。また、安全性や耐久性にも優れている上に、歯の欠損によってあごの骨量が減少していくことも防ぎ、いつまでも若々しい顔立ちを維持することができます。

<メリット>
・何でもよく噛める
・入れ歯のような不快感がない
・ブリッジのように他の歯を削る必要がない
・他の残っている歯を守ることができる
・あごの骨量の減少を防ぐ
・見た目も美しい

<デメリット>
・保険が適用されない
・手術を伴う
・治療期間が長い

インプラントの構造

インプラントは、「あごの骨に埋入して歯根の代わりとするインプラト体」、「インプラント体に結合されて歯の土台となるアバットメント」、そして、いわゆる歯の部分になる「上部構造」の3つの要素からできていて、それぞれにさまざまなタイプのものがあります。

インプラント体(フィクスチャー)インプラントの構造
歯根に相当するもので、骨と結合し歯を支える部分です。歯槽骨の中に直接埋められる部分で、太さは約4mm程度、長さは約1cm程度のものが中心ですが、症例や骨のサイズ、量、形態に合わせてさまざまな形状のものを使い分けます。

土台(アバットメント)
アバットメントとは、インプラント体に装着して上部構造を支える部分で、設計によってさまざまな種類があります。

上部構造(被せ物)
これがいわゆる「歯」として見える部分です。天然歯と同じく、歯根部と歯冠部が存在する治療法のため、しっかり噛める美しい歯を再現することができます。

CTを使った綿密な診査診断で、安全かつ正確な治療を行います

CTCTが導入される以前のインプラント治療は、一般的に経験と勘が頼りであり、経験豊富な医師と、そうでない医師との技術差が大きかったと思われます。事実、かつてはインプラントを移植する深さを誤り、大きな事故に繋がった事例があったと聞いています。

こうした事態を避けるために、当院のインプラント治療は、治療前にCTスキャンで確認してから手術に臨みます。事前にCT撮影を行うことで、より精度の高いインプラント治療が可能になりました。

CTの優れている点は、コンピュータ上で骨の状態が3次元で再現できるところにあります。これにより、レントゲンでは分からなかった骨の奥行きや骨の幅、厚みが正確に診断できるようになりました。今では、インプラント治療で欠かすことのできない重要な検査の1つです。

また、CTを導入していない医院では、大学病院や提携クリニックに出向いてCT撮影をしなければなりません。撮影までの期間が長くなる上、日程調整も必要でした。当院はCTを完備していますので、治療をスムーズに進めることができます。

<歯科用CTの導入メリット>
・インプラントを入れる位置、方向のシミュレーションが可能
・難易度の高い場合でも手術できる
・事前の確認が可能なため、メスで開くことが少ない⇒患者さんの負担軽減
・治療時間の大幅な短縮

こんな方は当院のインプラントを

こんな方は当院のインプラントを

歯の不調や不快感は、日々の生活に大きな悪影響を与えます。ご自身の歯に、次のような悩みや不満がある方は、ぜひ一度大阪にあります当院にご相談ください。最新の治療で、あなたのお悩みをすっきり解消し、快適な毎日を取り戻すためのお手伝いをいたします。

●治したい歯があるが、その両隣の健康な歯は削りたくない
インプラント治療なら、ほかの歯を傷つけることなく欠損した歯だけを治療することが可能です。

●発音がしづらい
人前で話す機会の多い方や入れ歯が合わずに話しにくい方は、インプラントにすることでスムーズな発音ができ、発音やしゃべりにくさを気にすることなく会話ができるようになります。

●硬い食べ物が食べられない
入れ歯は天然歯の1/3以下の咀嚼圧になってしまいますが、インプラントにすることで食事が楽しめるようになります。

●入れ歯がズレてしっかり噛めない・入れ歯の隙間に食べ物が詰まる
入れ歯は歯肉を圧迫するので、歯肉がどんどんやせていきます。歯肉がやせると入れ歯と歯肉の間に隙間ができ、食事中にズレたり外れたり、食べ物が挟まったりすることがありますが、インプラントなら安心です。

●入れ歯のバネが気になる
会話や食事など、お口をあけた時に入れ歯のバネが見えてしまうこともあるでしょう。インプラント治療は、とても自然な見え方で、審美的にも優れています。

●金属アレルギーを発症してしまった
チタンインプラントを埋入している方は、それが金属アレルギーの原因になっている可能性があります。当院では、口腔内の金属がアレルギーの原因になっているかどうかを検査し、チタンが原因として疑われる場合には、ジルコニアへのリカバリーにも対応しています。

●病巣感染の治療
一見、抜歯が必要なほどではない歯でも、その根の先に起きている病変などが原因となって、体の他の部分に慢性の炎症(皮膚や内臓の疾患など)が起きてしまう場合があります。これを「病巣感染」といい、歯科金属の溶出によって同様の感染が起こる場合もあります。そういったケースでは、抜歯、あるいは現在埋入されているチタン性のインプラントの除去を行い、ノンメタルであるジルコニア性にすることによって、病巣を確実に取り除くことが可能になります。

電磁波過敏症とは?

電磁波過敏症

電磁波過敏症とは、米国の医学者であるウイリアム・レイ博士によって命名された病名で、ある程度の電磁波を浴びると体が鋭敏に反応してしまう病気のことをいいます。この「ある程度の電磁波」というのが、過敏症ではない人と比較すると些少であり、過敏症の人は、
「パソコンの前にしばらくいるだけで体がだるくなってくる」
「携帯電話を長時間使用していると頭痛がしてくる」
など、日常生活に大きな支障をたしているのです。

<電磁波過敏症の症状>電磁波過敏症の症状
1. 目の症状:見にくい、目が痛い、目がうずくなど
2. 皮膚の症状:乾燥する、赤くなる、できものなど
3. 鼻の症状:鼻づまり、鼻水など
4. 顔の痛み:顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
5. 口の症状:口内炎、メタリックな味がする
6. 歯やあご:歯やあごの痛み
7. 粘膜の症状:乾燥、異常な渇き
8. 頭痛:単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
9. 疲労:異常な疲れ、集中力の欠如
10. めまい:気を失いそうな感覚、吐き気
11. 関節痛:肩こり、腕や関節の痛み
12. 呼吸:呼吸困難、動悸
13. しびれ:腕や足のしびれ、まひ

症状としては、まずは目に現れることが多く、電磁波を一定量浴びると周囲の景色が見えにくくなったり、目が痛くなったりします。その後、皮膚、頭痛の症状が現れ、重度の場合は呼吸困難や手足の麻痺などに悩まされるケースもあります。

電磁波過敏症の原因と対策

研究者の間では、電磁波自体が要因であるという説と、生理・精神的な因子などが原因であるという説があり、現在のところ、はっきりとした結論は出されていません。しかし、「電磁波を発するものに近づくと体調が悪くなる」のであれば、出来る限り電磁波の影響を受けないようにすることが第一の対策になることは間違いないでしょう。
電磁波過敏症

近年、「電磁波」という言葉が広く知られるようになったのは、携帯電話の普及によるところが大きいでしょう。また、携帯電話のほかにも、電子レンジや電磁調理器、電気カーペットなど、家電製品の中にも電磁波を発生するものはたくさんあります。

私たちは常に、電磁波に囲まれながら生活をしているといっても過言ではなく、「そういったものにはなるべく近づかない」と、日々の行動を制限することは不可能に近いかもしれません。そんな状況においてさらに、「自分の体の一部」が電磁波を集積してしまっているとしたら...。その悪影響は計り知れません。

電磁波を集積する【アンテナ=チタン】に要注意

アンテナ=チタンチタンインプラントに使われているチタンは、携帯電話のアンテナに使われる素材でもあります。脳や心臓にほど近い口の中に、チタンインプラントというアンテナを立ててしまうと、周りの電化製品や携帯電話、高圧電線が発する電波や電磁波を積極的に集積することになり、人体に電波障害「電磁波過敏症」を引き起こす要因になり兼ねません。

金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、金属と汗などが反応して発症する皮膚炎です。金属は汗などの体液に触れると溶け出す性質があり、それがイオン化して体のタンパク質と結びつくとアレルギー源(アレルゲン)となり、かゆみやかぶれなどの症状が起こります。

金属アレルギー

金属アレルギーの原因の約8割を占めているのはピアスなどのアクセサリーなのですが、実はどの金属もアレルゲンになる可能性があります。また、どの金属がアレルゲンになってしまうかは人(体質)によって異なるため、「この金属は絶対にアレルギーを起こさない」と断言することはできないのです。

さらには、金属アレルギーの反応が起こるまでの期間も人それぞれであり、金属に接触してから数日で発症する人もいれば、数年経ってから反応する人もいます。何年も経ってから発症した場合、かゆみやかぶれが金属アレルギーによるものであるとは気づかず、知らないうちに悪化している...というケースもあるのです。

金属アレルギーの症状のタイプ
金属アレルギーには、その発症の仕方に2つのタイプがあります。ひとつは、ピアスやネックレスなどが直接触れることによってアレルギーが発症する「接蝕皮膚炎」。そしてもうひとつは、「全身性接蝕皮膚炎」と呼ばれるタイプです。
金属アレルギー

「全身性接蝕皮膚炎」は、金属が直接触れている部分と炎症が起こっている部分が異なるタイプです。たとえば、口腔内の金属がアレルギーの原因であっても、かゆみやかぶれといった炎症は、手や足など体の他の部分に発症しているといったケースです。このケースでは、口腔内の金属が原因だと気づくことが出来ず、長年つらい症状に悩んでいる人もいるようです。

歯科材料による金属アレルギー

金属アレルギー溶出しやすい金属が使われていたり、金属が溶出しやすい環境にあったりすると、アレルギーの発症率は高まります。アクセサリーなどによる金属アレルギーが、一般的に夏に発症しやすいといわれるのは、夏場は高温多湿で汗をかきやすい環境だからです。

口腔金属アレルギーは、アクセサリーなどが原因であるケースと比較すると、発症頻度は多くありません。しかし、口の中には唾液という体液が常に存在していますので、金属が溶け出しやすい環境です。さらには、飲食物や虫歯の原因菌によって酸性化したり、噛み合わせや歯磨きによって金属が摩耗するなど、口腔内には「金属がイオン化しやすい環境」が揃ってしまっているのです。

金属アレルギー

100%ジルコニアのインプラント

当院では開業当初より、金属であるチタンを用いたインプラントは絶対に埋入しないという主義を守り通してきました。

ジルコニアのインプラント

その理由は、歯の詰め物として使われる金属でさえ、
「電磁波を集めるアンテナになる」
「口腔内で電流を発生させる」
「金属イオンとなって溶け出してアレルギーの原因になる」
と考えるからです。詰め物でさえそうなのですから、ましてや骨の中に埋めるインプラントに金属を用いることは、さらに体への悪影響が強まってしまうのではないかと懸念するからです。

そこで当院では、「金属を使わない、安全で親和性の高いインプラント」として、「100%ジルコニア」のみを採用し、症例を選んで施術しています。

ジルコニアの特徴
「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるジルコニアは、生体親和性、審美性、そして強度においても、従来インプラントに用いられてきている金属(チタン)よりも優れています。特に強度は、従来のチタンの3倍以上あります。また、本体に汚れが付きにくいため、衛生的で安全な歯科材料なのです。

ジルコニアのインプラント

ジルコニアインプラントは、日本ではまだ認可がおりていませんが、アメリカやヨーロッパといった歯科先進国では認可されています。大阪にある当院では『身体に良い』ということで ジルコニアを取り入れていますが、 海外では『色が白くて審美性が良い』 という理由で、その人気や認知度は急速に広まっています。

また、ジルコニアには「滞っている気の流れを改善する効果があること」が、ロシア製医療検査機器のAMSATで確認されています。

パイオニアのZ-systemを採用

ジルコニアインプラント当院が採用しているインプラントシステムは、100%ジルコニアインプラントのパイオニアである、スイスの Z-systemです。Z-system社が日本に上陸したと同時に講習を受け、ジルコニアインプラントの取り扱いクリニックとしては、大阪でのみならず関西初、日本国内においても歯科医院第2号として認定を受けています。

全身歯科治療の立場から

ジルコニアインプラント当院では、歯と全身を考慮した歯科治療を行っています。そのため、生体親和性に優れているジルコニアインプラントといえども、「体にとっては異物であることに変わりはない」という考えを持って治療に当たっております。

虫歯や事故で歯を失ってしまった場合、 ブリッジによって欠損部位の両隣の健康な歯を削りたくない方や、入れ歯に違和感があってお悩みの方などには、インプラントは最適な治療方法ですが、すべての方にとって最適であるとは限らないのです。

そこで当院では、患者さんと入念なインフォームド・コンセントを行い、インプラントの利点・欠点を十分理解していただいた上で、さらには適応症例も慎重に選んでジルコニアインプラントを行うように心がけています。

ジルコニアインプラント症例

初診時
症例

横から見た様子
症例

咬合面から見た様子
症例

拡大して見た様子
症例

レントゲン画像
症例

歯を失ったまま放置していると...

歯を失ったまま放置していると

人生80年といわれる昨今ですが、さまざまな理由で歯を失っていき、50代後半からは入れ歯が必要になる人が急に増えてきます。「加齢と共に歯が少なくなっていくのは仕方がない...」とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、歯の本数が減ると次のような障害が発生してきます。 .

1.消化器への悪影響
口腔は消化器官の入口です。歯には、食べ物を小さく噛み砕くという大切な役割があり、噛めば噛むほど唾液や消化酵素、胃液などの分泌が促されます。しかし、歯が少なくなると咀嚼力が低下し、栄養のバランスが悪くなるばかりか、胃や他の臓器へかかる負担が大きくなってしまいます。

2.心理的な悪影響歯を失ったまま放置していると
歯を失ったまま放置していると、口元にシワが目立つようになって印象が老け込んでしまいます。口元に自信がなくなると、なるべく人に歯や口元を見せたくないという心理が働き、表情もどことなく不自然になってしまいます。またしっかり発声できないことから、話がしにくくなってしまうこともあります。そのようなことがコンプレックスとなり、しまいには人と会うのも憂鬱になり、性格も暗くなってしまいます。

3.運動機能への悪影響
奥歯でしっかりと食いしばれるか食いしばれないかで、運動能力も大きく変わってきます。たとえ入れ歯を入れていても、奥歯でしっかり噛めない状態では運動機能が低下し、転倒の危険が増加します。

4.認知症になる危険性歯を失ったまま放置していると
噛むことは、脳に多くの刺激を与えることでもあります。「同じ年齢の人で比較すると、歯のある人より、歯を失ってしまった人のほうが認知症になる確率が高い」「残っている歯が少なくなると脳が委縮し、脳の機能が低下する」といった報告もありますので、歯は脳の機能を保つためにも、とても大切なものなのです。

以上のようなことから、もしも歯を失ってしまった場合には、速やかにその機能を回復することが大切です。入れ歯やブリッジでもある程度の機能回復は可能ですが、「より自然に会話が楽しめて、食事が美味しく食べられ、見た目も天然の歯に近いもの」というニーズを満たしているのは、現時点ではインプラントだけといっても過言ではないかもしれません。

中垣歯科医院のコンセプト

中垣歯科医院のコンセプト

大阪にある当院では「歯と全身は繋がっている」という事実にしっかり向き合い、患者さんの全身の健康を見据えて診療にあたっています。そのためには、まず医療の垣根を取り払うことが重要です。当医院では「医科」と「歯科」、「西洋医学」と「東洋医学」を中心とした「伝統医学」を融合させた統合医療体制を実現し、歯と体に優しい治療を行っています。

内科併設&鍼灸治療院との連携
西洋医学では治りにくい症例が、東洋医学的アプローチによって改善するケースもあります。たとえば重度の歯周病の場合、細菌の除去だけでは改善しにくい症例が多々ありますが、その場合、体の不調や噛み合わせの悪さが影響していることが多いのです。

内科併設&鍼灸治療院との連携

そのような場合当院では、噛み合わせに関して歯周病治療と平行して咬合調整を行います。また体の不調が影響しているケースでは、まずは併設している内科にて漢方薬を処方し、体質改善を行って体の免疫力を上げることにより、良好な結果を導き出しています。

また口内炎や毒性歯科金属除去後には、体内に溜まった毒素(有害金属イオン)の排出を促す目的などでも漢方薬を処方しています。さらには、世界のトップスポーツトレーナーであり、アメリカNo.1鍼灸師に選ばれたことのある白石宏が、月1回大阪の当院へ来院し、治療にあたっておりますので、鍼治療で体の免疫力を上げることも可能です。

歯周内科的な治療でレッドコンプレックスにも対応中垣歯科医院のコンセプト
口腔内には何百種類もの細菌がいますが、中でも「レッドコンプレックス」と呼ばれる3つの菌(P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌)は、「もっとも歯周病を発生させるリスクの高いもの」として知られています。検査によって、こういった菌が潜んでいることが分かった場合には、できるだけ早いうちに、「歯科的な治療」と「内科的な治療」を組み合わせて、徹底的な治療を行うことが大切です。

中~重度の歯周病の場合には、まずは内科にて、抗生物質で感染を抑える治療を行います。そして、抗生物質が効いているうちに2
~3回程ご来院いただき、歯と歯ぐきの間の歯垢と歯石をすべてきれいに取り除いて除菌してしまいます。こういった対応は、内科を併設していればこそ可能な、とても有効な治療方法です。

インプラント治療成功に関わる3要素

安心・安全なジルコニアインプラント治療を成功させるカギは、細菌除去、咬合力の維持管理、免疫力のコントロールを行うことです。当院は、歯周病専門医、噛み合わせ認定医でもあり、さらには、併設内科との連携体制も確立されているため、安心してインプラント治療を受けていただけます。

インプラントを生涯にわたって維持するための3STEP

当院では、「1.原因除去」⇒「2.機能回復」⇒「3.再発防止」という3STEPを徹底し、歯科治療の悪循環を断ち切ります。

3STEPインプラント治療の手術自体に関しては、当院はもちろんのこと、どこの医院でも、術前画像検査や事前シュミレーションによって確実性を高めていると思われますので、あまり心配する必要はありません。それでもなお、インプラントの脱落や周囲炎、知覚異常や上顎洞炎といったトラブルが発生するケースが見受けられるのは、術前、術後の管理不足が大きな要因であるといわざるを得ません。

つまり、インプラントを長持ちさせるために本当に重視すべきなのは、STEP1とSTEP3を如何に徹底できるかということなのです。

当院では、このSTEP1とSTEP3は基本的に、専門的な知識と技術を持った衛生士が担当して、歯科医師が行う機能回復(STEP2の手術)をしっかり支えてくれています。また、併設内科による徹底した術前チェックや、術後の免疫力コントロールも受けられるので、トラブルを回避し、患者さんの健康とインプラントを末永く維持していただけます。

STEP1:徹底した術前管理(原因除去)3STEP
併設内科で術前チェックを行い、なぜ歯を失ってしまったのかを考え、原因を徹底的に除去します。特に歯周病に関しては、術前に原因菌を見極めて、徹底的に除去しておくことが、術後のインプラント歯周炎の予防につながります。

原因除去の方法としては、マイクロレベル(歯ブラシレベル)で行うか、ミクロレベル(顕微鏡レベル)で行うかで大きな差が生じます。たとえていうなら、住宅がシロアリの被害にあった際、漠然としたシロアリ駆除を行う(=マクロレベル)か、住み着いているシロアリの種類を見極めて、極悪種の存在の有無まで確認して徹底的に駆除する(=顕微鏡レベル)かの違いです。

当院では、無色透明な対象物まで観察可能な位相差顕微鏡を用いたリアルタイムPCR法で、「歯周病を発生させるリスクが最も高い細菌」として知られている、「レッドコンプレックス」と呼ばれる3つの菌(P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌)を中心とする極悪菌種の存在を調べ、これらを徹底的に除去していきます。

STEP2:安全性の高い手術(機能回復)3STEP
当院では、金属(主にチタン)を使用したインプラントは一切埋入せず、安全性の高い100%ジルコニアインプラントのみを採用しています。このタイプは、他の歯科金属に見られる溶解・電流・電磁波などの害がなく、歯肉との親和性や強度もチタン以上に優れています。さらには、経年によって歯肉が退縮したとしても、全体が同素材(100%ジルコニア)なので、審美性に欠けることがありません。

手術においては、CT撮影によってサージカルプレートを作成して埋入方向や深さをガイドするなど、血管や神経を傷つけることのない確実な手術を行うとともに、できるだけ侵襲性が低く、痛くない手術を心がけています。

STEP3:徹底した術後管理(再発防止)3STEP
術後は、歯周病専門医として細菌の繁殖や歯周病の再発に留意するとともに、噛み合わせ認定医としては、インプラントを埋入した歯と周囲の歯の並びや噛み合わせを定期的に確認して、咬合力の維持管理を徹底します。また、併設内科との連携で免疫力向上のサポートを行い、術後回復やインプラントの維持に努めます。

2015年9月11日

歯を、そして全身を守るための"新しい予防歯科"

今までの予防歯科は「歯を守る」ことを目的としていました。しかし、これからの新しい予防歯科は「歯と身体を守る」ものです。

新しい予防歯科へ

皆さんは「パラダイムシフト」という言葉をご存知でしょうか。パラダイムシフトとは社会の通念が根底から変化することです。予防歯科は、今まさにパラダイムシフトを起こそうとしています。

これまでの予防歯科は、歯磨きや歯石取りを行うことでお口の中の健康を守ろうとしました。しかしこれからは、お口の中は当然のこととして、さらに全身疾患に対する治療・予防を目的としたメンテナンスを行わなければなりません。

新しい予防歯科へ

歯磨きや歯石取りの危険性

新しい予防歯科へ実は、歯磨きや歯石取りには、生命をも脅かす危険が潜んでいます。除菌ができていない状態で歯磨きやスケーリング(除石)を行うと、歯肉に傷がつきます。その傷からお口の中の歯垢(細菌の塊)が血管内に入り込むと、菌血症を起こしてしまいます。菌血症は動脈硬化を進行させ、さまざまな重篤な全身疾患の原因となります。

つまり、徹底的な除菌を行ってからでなければ、歯や歯肉に良いと思っている歯磨きや歯石取りが歯肉を傷つけ、全身疾患のリスクを高めてしまうのです。

歯磨きや歯石取りから全身疾患に至る仕組み
【1】正常な状態
人体は、外界と体内を皮膚(表皮)によって遮断されています。

【2】歯磨きや歯石取りによって傷ができる
歯磨きや歯石取りによって皮膚に傷がつくと、外界と体内を遮断しているバリヤー(表皮)がなくなり、細菌が侵入しやすくなります。

【3】菌血症
この傷から1日に数万個の細菌が血液中に入ります。この現象を菌血症と言います。

【4】アテローム性プラークに変化
細菌が全身の血管に入るとアテローム性プラーク(粥腫)に変化します。このアテローム性プラークが動脈硬化の原因となります。

【5】血栓ができて全身疾患に
アテローム性プラークによる動脈硬化が進行すると、突然プラークが破れて血管内に血液が溜まります。それが血栓となり、動脈の内側を塞ぎます。また、血栓が別の場所にも飛んで、脳梗塞や急性心筋梗塞を引き起こすこともあります。

【予防歯科のパラダイムシフト1】3DS療法による徹底的な除菌

新しい予防歯科へ大阪にある当院では、歯周病菌が口腔内の傷から血管内に侵入して全身疾患を引き起こす前に、お口の中を「3DS療法」によって徹底的に除菌します。3DS療法とはマウスピースを使い、薬剤で定期的に口腔内を消毒する歯周病予防プログラムです。

3DS療法によって血管内への細菌の侵入を食い止めることは、歯科医師にしかできないことです。大阪にある当院では、鶴見大学歯学部探索歯学講座の花田信弘教授に教えていただいた3DSテクニックをベースに、さらに経皮毒が身体に与える毒性や悪影響を考慮した安全な除菌剤を使用しています。

3DS療法の詳細はこちら 「3DS療法で徹底的に除菌」

【予防歯科のパラダイムシフト2】歯石取りの最適なタイミング

新しい予防歯科へこれまでの予防歯科では、歯石ができたタイミングでメンテナンスを行ってきました。もしそのタイミングで行うのならば、ご説明したように3DS療法による徹底的な除菌が必要です。

身体に安全で、痛くない、効率的な歯石取りの流れ
【STEP1】歯肉が腫れていて傷つきやすく、出血しやすい状態です。
次へ
【STEP2】3DS療法によって歯周病菌を除菌します。
次へ
【STEP3】除菌をすると歯肉の炎症がおさまり、歯肉が引き締まります。また、隠れていた歯石が歯肉の上に見えてくるので、歯石が取りやすくなります。さらに、歯石が乾いた泥のようになるので簡単に取れます。
次へ
【STEP4】歯石を取るとさらに歯肉が引き締まります。

【予防歯科のパラダイムシフト3】歯石は味方?

新しい予防歯科へネバネバした歯垢は見るからに汚そうで、毒性が高いです。そんな歯垢を石灰化させ、固めて歯石を作って毒性を落とすのは、身体の防衛反応なのです。新たな歯垢が歯周ポケットの奥に侵入するのを歯石がバリアーとなって防いでいるのです。

つまり、せっかく身体が防衛反応として作った歯石を除菌もせずに落とすことは、新たなネバネバした毒性の高い歯垢を歯周ポケットから血管内へ送り込む手助けをしていることになるのです。

健康面だけを考えると、除菌さえしていれば歯石が付着していてもそれほど問題ではありません。除菌後の歯石は邪魔者ではありますが、決して悪者ではありません。ネバネバした歯垢が悪者なのです。

【予防歯科のパラダイムシフト4】歯石になる前のメンテナンス

予防歯科のパラダイムシフト除菌を行わずにメンテンスを行うなら、歯石になる前に対処することが大切です。ポイントは、歯垢の入れ替えを行うつもりでメンテナンスに通うこと。3か月に一度の専門的ケアがお勧めです。

正常な歯の表面に歯石がつくまでの流れ
【1】正常な歯の表面
次へ
【2】歯の表面にペリクルという唾液の成分が付着します
次へ
【3】ペルクルの上に善玉菌が付着します
次へ
【4】善玉菌の上に悪玉菌が付着し、古い歯垢を形成します
   ※この段階でメンテナンスを行うのが理想です
次へ
【5】古い歯垢がバイオフィルムに覆われます
   ※遅くても、この段階でメンテナンスを行いましょう
次へ
【6】バイオフィルムに覆われた古い歯垢に、唾液中のカルシウムがリン酸カルシウム、炭酸カルシウムとして沈着し、歯石を形成します

わずかな噛み合わせのくるいが歯周組織に影響を与える

噛み合わせに異常を感じたからといって、安易に歯を削ってはいけません。身体の歪みや歯科金属が原因で噛み合わせがずれている可能性があります。

噛み合わせ改善

噛み合わせ改善噛み合わせがずれていると、肩こりや頭痛、首のこり、腰痛、膝の痛み、手足の冷え、しびれ、便秘、めまい、目の疲れなど、さまざまな全身症状が現れます。そのため、噛み合わせがよくないとすぐに歯を削って調整することがあるのですが、噛み合わせのズレは歯が原因とは限りません。

噛み合わせのズレは、身体の歪みや歯科金属に由来することがあります。まずは噛み合わせの異常の原因を正確に診断し、それに合った治療を行うことが大切です。

歯は一度削ると二度と元には戻りません。安易に削る選択をせず、まずはきちんと原因を究明することから始めましょう。

噛み合わせと密に関係する【身体の歪み】

歯の噛み合わせは、全身のバランスにつながっています。そのため、噛み合わせがずれると身体が歪んだり体調不良に陥ったりすることがあります。逆に、身体が歪んでいるから噛み合わせがずれることもあります。つまり、身体が歪んだまま噛み合わせを調整しても、整体などで身体の歪みを改善したことで噛み合わせがずれることもあるのです。

そのため、大阪の当院ではいきなり歯を削って噛み合わせを調整するようなことはありません。まずは身体全体の歪みやバランスを調整して、正しい身体の位置に戻してから噛み合わせを調整するようにしています。

身体の歪み

<治療方法>
首や骨盤、膝、足首などの歪みを調整します。それにより顎関節の歪みが解消され、噛み合わせの異常が改善されます。

電流や電波を発生させる【歯科金属】

噛み合わせ改善噛み合わせのずれは、身体の歪み以外に金属の詰め物や被せ物が原因ということも考えられます。いわゆる歯科金属由来の噛み合わせの異常ですが、これには大きく2つの原因が考えられます。

口腔内電流噛み合わせ改善
お口の中は常に湿った状態のため、電池と同じ原理で歯科金属が電流を発生させます。この電流のことをガルバニー電流と言いますが、電流が発生すると咀嚼筋が緊張し、本来の位置で噛むことができなくなります。そのため、噛み合わせに異常を感じるようになります。

<治療方法>
歯科金属に帯電した口腔内電流を、オーラルテクター(放電機能付きの口腔内電圧電流測定器)を使って放電します。噛み合わせが改善すると同時に、肩や腰の痛みが取れることもあります。

電磁波噛み合わせ改善
歯科金属は電磁波を集めてくる、ということが多く報告されています。歯に詰められた金属は、パソコンや携帯電話などの電化製品から発生する電磁波のアンテナとなるのです。そのため、身体に不調をもたらし、噛み合わせにも異常をきたします。

<治療方法>
お口の周りにアルミホイルを巻くと、噛み合わせが改善されたと感じることがあります。アルミホイルが電磁波を遮断し、咀嚼筋の緊張が緩和されるからです。

歯科金属を外すノンメタル治療で根本的な解決を

噛み合わせ改善歯科金属由来の噛み合わせの異常を改善するには、金属を使わない歯科材料に換えることが最も根本的な対策です。金属を使わない歯科材料を使う治療をノンメタル治療と言います。

ノンメタル治療では、口腔内にある歯科金属を除去して、セラミックス、樹脂、ハイブリッドセラミックス(セラミックス92%、樹脂8%)、グラスファイバー、ジルコニアなどの、金属を使わない歯科材料に置き換えていきます。

ただ、ノンメタル治療に使われる歯科材料は、さまざまな材料を混ぜて強度や白さを高めるように作られています。そのため、混ぜた材料が合わなくて体調不良になる方もいらっしゃいます。

当院では、生体親和性試験を行い、科学的根拠に基づいて歯科材料をご提供しています。また、身体に一番合っている歯科材料はどれか、事前にバイデジタル・オーリングテストを行って判断し、患者さんとよく話し合った上でベストな治療計画を立てていきます。

●バイデジタル・オーリングテストとはバイデジタル・オーリングテスト
世界40カ国で研究、臨床応用されている技術で、アメリカでは知的特許認可(1993年2月23日)が下りました。また、スウェーデンの医学部では必須科目となっています。「生体にたずねる」「無意識下の反応を見逃さない」この手法は世界で認められつつある、診断・治療を選択する際の新しい基準です。

新しい予防医学 バクテリアセラピー

バクテリアセラピーは「菌を持って菌を制す」という考えに基づき、ノーベル医学・生理学賞審査本部医療機関が開発した新しい歯周病予防プログラムです。

バクテリアセラピー

お口の中の細菌は、大きく3つのタイプに分けられます。身体の役に立つ「善玉菌」、身体に有害な「悪玉菌」、どちらでもない「日和見菌」です。このうち歯周病の原因となるのは悪玉菌です。善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖を抑えるのがバクテリアセラピーです。

バクテリアセラピー

今までの歯周病予防プログラムは、口腔内の細菌を徹底的に除菌することが中心でした。しかし通常の除菌作業では、悪玉菌も減りますが善玉菌も同時に殺菌してしまいます。バクテリアセラピーでは悪玉菌だけを除菌し、代わりに善玉菌を増やすことで、悪玉菌がこれ以上増えないようにします。

免疫力を強化する【L.ロイテリ菌】L.ロイテリ菌
歯磨きや洗口液だけでは、悪玉菌のひとつである歯周病菌を完全に除去することはできません。歯周病菌の温床であるバイオフィルムを破壊するには、抗菌物質を作って内側から破壊する必要があります。その際に活躍するのが、ヒト母乳由来の乳酸菌「L.ロイテリ菌」です。

L.ロイテリ菌は、口腔内の悪玉菌を除去するだけでなく、腸内の菌質を改善して免疫力をアップします。また母乳由来のため、小さいお子さま、妊娠中の方、ご高齢の方なども安心してご使用いただけます。バクテリアセラピーは老若男女どなたでも取り組める、安全な新技術なのです。

更に詳しく知りたい方はコチラ

アンチエイジング(抗加齢)にも効果的

多くの方が歯科医院を利用する理由は、治療もしくはメンテナンスです。大阪にある当院はその一歩先を行く、アンチエイジングレベルの歯科医療をお勧めしています。

アンチエイジング

●デンタルデトックス
●見た目のアンチエイジング
●咀しゃく・噛み合わせ

当院では、医科歯科連携、西洋医学と東洋医学を融合した統合医療を行っています。歯科医療を中心とした統合医療が、美と健康を目的としたアンチエイジングに効果的であることを実感しています。その中でも特に上記の3つがアンチエイジングに非常に大きな効果を表すと考えています。

アンチエイジング

デンタルデトックス
悪玉口腔内細菌、毒性歯科金属、経皮毒といったお口の中の毒を除去することで、アンチエイジングを促します。美容や健康のために、衣・食・住など素材に気をつけている方々はたくさんいらっしゃいますが、これらの毒を身体に入れない努力も大切です。

<お口の中の毒とは?>
悪玉口腔内細菌毒性歯科金属経皮毒

見た目のアンチエイジング
いわゆる審美歯科治療で見た目の若々しさを取り戻します。当院では、身体の中に毒性歯科金属が溶け出さないノンメタル治療をお勧めしています。

●オールセラミックス
オールセラミックスとは、金属を一切使わずにセラミックだけで行う治療のことです。金属を使わないため、歯と歯ぐきの間が変色しません。また、金属アレルギーの心配がないなどの理由から、多くの患者さんに喜ばれています。

オールセラミックス

●ダイレクトボンディング
プラスチックのレジンを直接歯に盛って、色や形を整えます。歯が欠けたときや、歯と歯の隙間を埋めたいときに有効です。1~2回の治療で、歯を削ることなく見た目を整えることができるので、患者さんの負担も少なくて済みます。

ダイレクトボンディング

●テレスコープデンチャー
固定する金具が外から見えないテレスコープデンチャーは、見た目が美しい入れ歯です。はめ込み式なのでしっかりと固定され、食べ物がしっかり噛めるというメリットもあります。また、バネ式のように残った歯に無理な力をかけないので、天然の歯を長く保たせることができます。

テレスコープデンチャー

ジルコニアインプラント●ジルコニアインプラント
従来のチタンなどの金属を骨の中に埋め込むインプラントではなく、当院では金属をまったく使わないジルコニアインプラントだけをご提供しています。当院はスイスの「Z system社」により、ジルコニアインプラントを取り扱う歯科医院として関西初、日本国内においても歯科医院第2号の認定を受けています。

ジルコニアインプラント

●ホワイトニング
ホワイトニングとは、歯を削らずに、歯の表面にホワイトニング剤を塗ることで白くしていく治療法です。ホワイトニング剤には、毎日の歯磨きでは落とせない歯の黄ばみや色素を分解する効果があります。人工の歯ではなく天然の歯を白くするので、仕上がりがとても自然です。

ホワイトニング

咀しゃく・噛み合わせ
きちんと噛むことは、脳に刺激を与えて脳の血流を良くするほか、咀嚼筋を強化してシワやたるみを防止し、唾液の分泌を促して老化防止につながります。また、噛み合わせの異常は、身体の歪みや体調不良と密接に関わっています。

いつまでも若々しさを維持するには、しっかりと噛むことが大切です。咀しゃくと噛み合わせに気をつけ、いつまでも潤いのある健康的な身体を手に入れましょう。噛み合わせがおかしいなと思ったら、大阪にあります当院へご相談ください。

大切なのは歯石ができる前の対策です

歯石は悪者ではありません。歯石は身体の防衛反応として、毒性の強い歯垢から歯周病が体内に入るのを守っているのです。

歯石ができる前の対策

虫歯や歯周病を予防するために、歯石取りを行ったことがある方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかし歯石取りは、タイミングを考えずに行うと命を脅かす危険さえ伴います。除菌ができていない状態で歯石取りを行うと、歯肉を傷つけ、その傷からせっせと血管内に細菌を送り込むことになるからです。

これからもわかるように、メンテナンスのベストなタイミングは歯石ができてからではありません。歯石になってから除去したのでは遅いのです。身体が歯石による防衛反応を起こす前に、ぜひメンテナンスを行いましょう。

メンテナンスのタイミング歯石ができる前の対策
まず、歯の表面についた唾液の成分であるペリクルに善玉菌が付着します。さらにその上に悪玉菌がつき、バイオフィルムに覆われるのですが、このバイオフィルムが覆われる前にメンテナンスをするのがベストなタイミングです。遅くとも、バイオフィルムに覆われた時点でケアをしたいものです。

当院の予防歯科についてはこちら 「新しい予防歯科へ」

2015年9月10日

お口の中を徹底的に除菌する3DS療法とは

マウスピースを使ってお口の中に抗菌剤を行き渡らせる「3DS療法」が歯周病治療に有効です。

3DS療法

歯周病菌が血管の中に入り込むと発症する菌血症は、動脈硬化を引き起こし、高血圧や脳血管疾患、肺炎、糖尿病、骨粗しょう症などさまざまな疾患の原因となります。

そして、その歯周病菌が血管の内部に入り込む一因として考えられるのが、歯石取りです。歯石取りでできた歯周ポケットの傷口から、歯周病菌が血管内へと入り込むのです。歯石取りをした約90秒後に血液検査を行うと、すでに歯周病菌が入り込んでいることも確認されました。

つまり、いくら歯石取りをしても歯周病菌を除去していない状態で行うことは、身体をいじめているのと同じことなのです。そこで、大阪にある当院ではお口の中を殺菌する「3DS療法」を歯周病治療に取り入れました。ただ単に歯を守るだけでなく、全身の健康を考えた歯周病治療に取り組んでいます。

3DS療法の流れ

3DSとは
3DSは、歯周病菌を薬剤によって殺菌する予防方法です。通常の歯磨きなどの予防方法に比べると、効果が長持ちすることが特徴です。長期的に歯周病のリスクを低くすることができます。

3DS

3DS治療の流れ
【STEP1】唾液検査
最初に唾液中の細菌の数を調べます。
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【STEP2】PMTC
専用の機器を使って歯の表面をクリーニングし、歯面から細菌を除去します。
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【STEP3】マウスピース製作
抗菌剤を歯全体に行き渡らせるためのマウスピースを製作します。
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【STEP4】除菌
マウスピースに抗菌剤を入れて装着し、5分間ほどご自宅で除菌を行います。
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【STEP5】ホームケア
再度医院にてPMTCを行い、その後もマウスピースを利用し続けます。

歯原性菌血症を予防して血管の老化を防ぐ

歯ぐきに炎症があると、歯ブラシやフロスで出血します。「リンゴをかじると血が出ませんか?」というCMをご存知の方もいらっしゃると思いますが、歯周病が進行すると、咀嚼だけでも歯ぐきから出血するのです。

その出血により、口腔内の細菌が血液の中に入ります。これを歯原性菌血症と言い、身体のあらゆるところで血管を老化させ、様々な病気を引き起こします。これらを防ぐためには、口腔内にいる細菌を毎日除菌することが大切なのです。

歯原性菌血症を予防

●歯原性菌血症を予防します
口腔内にあるプラークの細菌は傷口から血管に侵入し、血液に乗って身体の様々なところに運ばれるだけでなく、血管内皮細胞に付着します。これが「歯原性菌血症」です。

血管内皮細胞に付着した細菌は炎症を引き起こし、そこに悪玉コレステロールが集まると血管内壁にこぶをつくり全身の血管を老化させます。いわゆる「血管のプラーク」です。放置すると動脈硬化・心臓疾患・糖尿病・脳疾患などのトラブルを起こす原因になります。3DSによるマウスピース除菌治療法なら、歯のまわりを除菌し「歯原性菌血症」を防ぐことができるのです。

最新設備・データのデジタル化

当院ではデータのデジタル化を進めています。デジタル化により治療の効率が高まり、より高度な診断・分析・説明・保存ができるようになりました。

デンタルX

デジタル化により、資料が整理しやすく、見たい情報を瞬時にモニターに映し出せるようになりました。保存の場所をとらないので、大量の資料も保存できます。また、デジタル画像はアナログ画像と違い、経年による劣化の心配もありません。

デジタル化を支える機材
デンタルX●デンタルX(テン)
デンタルXは、歯科医院や患者さんの要望を取り入れて実用化した情報提供ツールです。歯周組織・詰め物・欠損の状態などをデジタルで記録し、専門知識のない患者さんでも、イラスト付き診断書によって一目で口腔内の状態を理解することができます。歯周病の悪化・改善も比較しやすくなっています。

デンタルX●口腔内写真
一眼レフデジタルカメラと口腔内細部用ペン型カメラを使って、口腔内写真をデジタルで保存します。デジタル画像ですから劣化の心配がなく、術前-術後の違いも一目で比較することができます。

デジタル一眼レフで口腔内撮影●デジタルパノラマレントゲン
デジタルパノラマレントゲンは被曝量が少なく、画像も劣化しません。身体と環境に優しいレントゲンです。また、デジタル操作により撮影画像を拡大することができるため、綿密な治療計画を立てることに活用できます。

デジタルパノラマレントゲン●位相差顕微鏡
位相差顕微鏡とは、鮮明画像で生きたままの口腔内の細菌を観察できるものです。口腔内の細菌を動画でデジタル保存することもできます。位相差顕微鏡を使えば口腔内の細菌を簡単にチェックできます。

●ビデオカメラ
噛み合わせ治療、毒性金属除去治療などの全身歯科治療を行うと、術前・術後で姿勢や歩き方、表情などが変わります。カルテに文字で記録するよりも、映像で記録すると一目瞭然です。守秘義務があるので映像管理は徹底しています。ご安心してください。

デジタル色調分析器 クリスタルアイ●デジタル色調分析器(クリスタルアイ)
クリスタルアイを使って色調を合わせると、デジタルで記録が残ります。そのため、より精密な色合わせができます。歯の各部位によって明るさや色味などを判断し、可能な限り近い色合わせを実現します。

歯周病検査の流れ

歯周病は進行具合によって治療法が異なります。検査結果をもとに、保険治療、歯周内科、免疫療法などの中から、患者さんごとの症状や進行段階に合った最適な治療をご提案します。
歯周病検査の流れ お口の中の状態を確認
【STEP1】お口の中の状態を確認します
お口の中を拝見し、現状を確認します。その際、痛みなどがあれば詳しく伺います。
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歯周病検査の流れ 口腔内全体X線写真
【STEP2】パノラマ撮影(口腔内全体X線写真)
お口の中全体のレントゲン写真を撮影します。
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歯周病検査の流れ 口腔内細菌の顕微鏡検査
【STEP3】口腔内細菌の顕微鏡検査
位相差顕微鏡を使って、お口の中にいる細菌をご自身の目で確認していただきます。
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歯周病検査の流れ 口腔内写真撮影
【STEP4】口腔内写真撮影
治療前後の状態を比較するため、お口の中の写真を撮影します。
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歯周病検査の流れ 口腔内模型印象
【STEP5】口腔内模型印象
正確な診断をするために、お口の模型をとります。
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歯周病検査の流れ 歯周病ポケット検査
【STEP6】歯周病ポケット検査
衛生士が歯周ポケットの深さを測ります。
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歯周病検査の流れ ブラッシング指導
【STEP7】ブラッシング指導
ご自宅で正しく歯磨きをしていただくために、ブラッシング指導をします。
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歯周病検査の流れ 歯周病治療の実施
【STEP8】歯周病治療の実施
すべての検査結果を加味し、最適な治療を計画します。

経皮毒

お口から入る毒を経口毒、口腔粘膜を含む皮膚から吸収される毒を"経皮毒"と言います。経口毒の約90%が解毒されて排出されるのに比べ、経皮毒の約90%は体内に蓄積されます。

経口毒、経皮毒について

経皮毒とは、文字どおり皮膚(経皮)をとおして身体の中に入ってくる有害化学物質(毒)のことです。有害物質は極小なため、皮膚の網目をすり抜けて血流に達し、体内を駆け巡ります。有害物質は脂肪と結びつく物性があり、男性は肝臓、女性は胸や子宮に溜りやすいという特徴があります。

有害な化学物質の影響を受けた子宮から生まれたお子さまは、原因がはっきりしないアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーにかかるリスクが高いとされています。胎児のうちに有害な化学物質の影響を受けていた可能性があるのです。

毎日使う日用品の中に含まれる有害物質は、ごく少量です。しかし、繰り返し使うことで少しずつ体内に蓄積され、ある日突然症状が現われるのです。

経口毒、経皮毒について

身近にある経皮毒

身近にある経皮毒保湿剤のプロピレングリコールには発ガン促進作用があり、香味料のサッカリンナトリウムにも発ガン性があります。研磨剤のリン酸水素カルシウムは、量によっては歯のエナメル質を傷つけると指摘されています。

また、製品によっては酸化アルミニウムが入っているものもあります。アルミニウムは、脳に届けばアルツハイマーや記憶障害、注意力欠陥、味覚障害、ストレスなどを引き起こす原因となります。当然のことながら、瞑想や精神安定の妨げにもなります。

さらに、多くの歯磨き剤に入っているフッ素は、実は発ガン性物質です。一部の水道水には虫歯予防の目的で添加されています。フッ素は免疫機能や神経の働きにダメージを与え、甲状腺などの内分泌系にも影響を与えるとも言われています。

口腔粘膜に触れる歯磨き剤や含嗽剤(うがい薬)は要注意

経皮毒にご注意経皮毒には、おもにシャンプーやリンス、トリートメントなど頭皮から吸収されるものと、日焼け止めやボディーソープ、洗濯洗剤、化粧品、香水、虫除けスプレーなど皮膚から吸収されるものがあります。

しかし、特に気をつけなければならないのが、歯磨き剤や含嗽剤など口腔粘膜から吸収される経皮毒です。心筋梗塞のお薬のニトログリセリンの舌下錠にも使うように、舌下は非常に吸収しやすい場所です。毎日使う歯磨き剤や含嗽剤は舌下から吸収しやすく、害があるため注意が必要です。

天然成分100%【ペリオバスター】
当院では、飲み込んでも大丈夫な天然成分100%の水歯磨き剤をお勧めします。身体にも環境にも安全で、虫歯、歯周病、口臭にも優れた効果があります。ご興味がある方は、受付スタッフまでお申し出ください。

毒性歯科金属

歯科金属は一般的に歯の治療で使われますが「溶解」「電流」「電磁波」が原因で身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

毒性歯科金属

毒性歯科金属は身体に悪影響を及ぼす可能性があります歯を治療して、銀歯をはじめとする金属の詰め物や被せ物をはめている方はたくさんいらっしゃいます。しかし、この歯科金属にはさまざまな問題点があることがわかってきました。歯の詰め物の金属が体質に合わないと、全身の疲れやだるさの原因になることもあるのです。

【毒性歯科金属の危険性1】溶解

現在50代以上の方の銀歯はほとんどがアマルガムアマルガムという合金をご存知でしょうか。アマルガムは、約50%の水銀とほかの金属を混ぜ合わせた合金です。とても安価で作りやすいため、以前は歯科治療の詰め物として多く使われていました。そのため、現在50代以上の方の銀歯は、そのほとんどがアマルガムです。

水銀は、常温でも液体、少し加熱すればすぐ気体になってしまいます。アマルガムの銀歯を使っていると、ごく微量ですが噛むたびに銀歯から水銀が溶け出し、それを呼吸と一緒に吸い込んでしまっているのです。

また現在では、金属の詰め物はほとんどが金銀パラジウム合金となっています。この金銀パラジウム合金なら安全か、と言うと、そんなことはありません。金銀パラジウム合金は重金属を含んでいるため、お口の中で腐食します。そして、長い年月をかけて体内に取り込まれ、身体に悪影響を及ぼすのです。

金属アレルギーが突然発症するかもしれません
歯科金属が及ぼす悪影響の代表的なものが金属アレルギーです。

同じ金属をずっと使用しているうちに、溶け出した金属イオンが身体の中に入ってしまいます。すると、免疫の働きで身体はその金属が異物だと認識します。そして、次に同じ金属に触れたときにアレルギー反応を起こしてしまうのです。

金属アレルギーは、体質や生活習慣によって出る人と出ない人がいます。しかし、今まで金属アレルギーとは無縁だとしても、今後もそうだとは限りません。アレルギーは、ある日突然起こります。実際に、歯の詰め物によって起こる金属アレルギーは、皮膚科医の学会でも問題になっています。

金属アレルギーについて

【毒性歯科金属の危険性2】電流

毒性歯科金属の危険性 電流歯科金属を使っていると、口腔内に電流(ガルバニー電流)が発生します。脳は微弱な電流によって身体をコントロールしているため、人の体は電流の影響を受けやすくなっています。そのため、口腔内電流の影響で脳からの指令が混乱してしまうことがあります。

口腔内電流の許容範囲は、ドイツでは3マイクロアンペア、89ミリボトル以下とされています。その数値を超えると、脳や心臓をはじめ、全身に多大な悪影響を及ぼします。不眠、イライラ、頭痛、肩こりなどの原因となり、自律神経のバランスをも崩してしまいます。

一時的に電流を除去することができます
オーラルテクター体調不良の原因が口腔内電流かどうかを「オーラルテクター」という装置を使って確認することができます。また、オーラルテクターには放電機能がついているので、歯科金属が発する電流の数値を測定し、許容範囲を超えているときは電流をその場で除去することができます。ガルバデトックス(GALVA-DETOX)の帯電除去棒でも、電流を除去することができます。

ただし、電流除去は一時的な効果しかありません。身体に合わない歯科金属が入っている限り、口腔内電流は発生します。一時的に電流を除去して症状が軽減した場合、金属を外すことで体調や症状が良くなる可能性が高いと言えるでしょう。

【毒性歯科金属の危険性3】電磁波

歯科金属は電流発生だけでなく、アンテナとなって周りの電磁波を集めてしまう

歯科金属は電流を発生するだけでなく、アンテナとなって周りにある電磁波を集めることがわかっています。電磁波を浴びることが原因で、頭痛や吐き気などの「電磁波過敏症」を引き起こす可能性もあります。電磁波過敏症のおもな症状には以下のようなものがあります。

<電磁波過敏症のおもな症状> ※米国のウィリアム・レイ博士による分類
・目の症状...見にくい、目が痛い、目がうずくなど
・皮膚の症状...乾燥する、赤くなる、できものなど
・鼻の症状...鼻づまり、鼻水など
・顔の痛み...顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
・口の症状...口内炎、メタリックな味がする
・歯や顎...歯や顎の痛み
・粘膜の症状...乾燥、異常な渇き
・頭痛...単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
・疲労...異常な疲れ、集中力の欠如
・めまい...気を失いそうな感覚、吐き気
・関節痛...肩こり、腕や関節の痛み
・呼吸...呼吸困難、動悸
・しびれ...腕や足のしびれ、まひ

エレクトロスモッグに要注意
近年は携帯電話の普及で「電磁波」という言葉も広く知られるようになりました。携帯電話のほかにも電子レンジや電磁調理器、電気カーペットなど、家電製品の中にも電磁波を発生するものはたくさんあります。私たちは常に電磁波に囲まれながら、つまりエレクトロスモッグの中で生活をしていると言っても過言ではないのです。

当院には電磁波過敏症の患者さんも来院されます。そのため、ドイツのレオネックス社の指導のもとに本格的なアースを行い、電磁波対策を施しています。

電磁波の影響は診断できます電磁波の影響は診断
身体の不調が電磁波の影響を受けているかどうかを診断する方法があります。患者さんのお口の周りにアルミホイルを巻き、電磁波が歯科金属に集まるのを遮断してみるのです。首の可動域が増したり、肩や首のコリが改善されたりすれば、歯科金属に集まる電磁波が原因だと診断できます。

歯科金属の一例

どうしても歯科金属を入れる必要がある場合は、異種金属の使用は控えましょう。さまざまな金属が混在すると、口腔内電流が発生しやすくなります。また、イオン化傾向の差がある金属ほど危険度も高まります。

アマルガム毒性歯科金属のサンプル
水銀を約50%含むアマルガムを除去するだけで、8~9割の人の症状が改善されたという事実があります。海外ではアマルガムが訴訟の対象にもなっています。
詳しくはこちら

金銀パラジウム合金毒性歯科金属のサンプル
ある金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出ました。ドイツの保健省では、幼児および妊婦に金銀パラジウム合金を使用しないように勧告しています。また、外国製の日本向けの歯科金属のパンフレットでも「この金属はパラジウムを含みません」と書かれているほど、パラジウムの害は広く認識されています。
詳しくはこちら

ニッケル・クロム合金毒性歯科金属のサンプル
ニッケル・クロムは、少しの量なら必須ミネラルとして身体に必要な物質です。しかし多すぎると、発がん性物質となってしまいます。
詳しくはこちら

銀合金毒性歯科金属のサンプル
銀の食器やアクセサリーは、経年によって色が黒ずんできます。それと同じで高温多湿のお口の中で使用すると、歯ぐきを黒く変色させたり、溶け出したりする危険があります。
詳しくはこちら

金合金毒性歯科金属のサンプル
純金とは24Kのことです。つまり、18Kは 24K-18K=6K となり、この6K分が金以外の成分です。金以外の金属が身体に合わないことは十分に考えられます。
身体に優しい金属 高カラット金プラチナ合金について

チタン毒性歯科金属のサンプル
チタンには「硬い」というメリットがある反面、対合歯(噛み合う相手の歯)を傷めたり、なかなか除去できなかったりというデメリットがあります。また、金属エネルギーのリスクは減りますが、電磁波を集めるというマイナスの特性があります。

毒性歯科金属のリスクを回避するには

毒性歯科金属による悪影響をなくすには、お口の中にある金属をすべて取り除くことが一番です。事実、スイスのパラセルサスクリニックでは、毒性歯科金属を除去することで難病や慢性病に対して驚異的な改善率を上げています。

毒性歯科金属のリスクを回避

また、身体に合わない金属を外すことで、金属アレルギーやアトピー性皮膚炎、肩こり、腰の痛み、背中の痛み、偏頭痛、鼻づまり、目の重み、股関節の痛み、足の痛み、首筋のこり、腹痛、めまい、冷え性、不安感、イライラといった症状が改善した例もたくさんあります。

病院に通ってもなかなか治らない身体の不調の原因が歯科金属にあるということは、十分に考えられるのです。

毒性歯科金属を使わない治療方法【ノンメタル治療】

金属をまったく使用しないノンメタル治療では、歯と身体に優しい材料を使用します。

毒性歯科金属を使わない治療方法

見栄えが良くなるだけではなく、毒性歯科金属による健康被害を防ぐことができます。ただし、ノンメタル治療に使われる素材の中にも、何らかの不純物が混じっている可能性があります。

また、素材に限らず歯と金属をくっつけるセメントにも金属が含まれています。せっかくノンメタル治療を行っても、セメントが身体に合っていないこともあるのです。当院ではただ歯科金属を使わないだけでなく、患者さんに適したノンメタル治療をご提供します。

<金属が含まれるおもなノンメタル治療の素材>
●セラミックス
●樹脂(=レジン)
●ハイブリッドセラミックス(セラミックスと樹脂の混合物)
●グラスファイバー
●ジルコニア
●セメント

毒性歯科金属を使わない治療方法【超高カラット金プラチナ合金治療】

毒性歯科金属超高カラット金プラチナ合金治療とは、金とプラチナが約97%を占める極めて生体親和性に優れた金合金による治療です。ノンメタル治療で使われる素材よりも身体に適合しやすい場合が多いのですが、やはり審美的には劣ります。

当院ではバイデジタル・オーリングテスト(Bi-Digital O-Ring Test)という生体適合性テストを行い、最適な合金をご提案します。バイデジタル・オーリングテストとは、人の身体そのものをセンサーとして、身体の中の情報を指の筋力変化から検出する方法です。

バイデジタル・オーリングテストを行い最適な合金をご提案します

悪玉口腔内細菌

悪玉口腔内細菌が血管に入り込み、全身疾患を引き起こす菌血症。今、歯科医師が全力で制御しなければならない疾患です。

悪玉口腔内細菌

歯周病が悪化すると歯が抜けるだけでなく、全身疾患を引き起こす可能性があります。それは歯周病によってお口の中に小さな傷ができ、そこから1日数万個の悪玉口腔内細菌(虫歯菌や歯周病菌など)が体内に侵入するからです。この状態を菌血症と言います。

悪玉口腔内細菌血管に入り込んだ悪玉口腔内細菌は、アテローム性プラークを形成します。そして、アテローム性プラークによって動脈硬化が進行し、突然プラークが破裂して血管内で血液が固まることがあります。これが血栓となって血液によって全身に運ばれ、さまざまな疾患を引き起こすのです。

現在、菌血症と全身疾患との因果関係は明らかになっています。しかし、菌血症は医師が治療することはできません。菌血症は歯科医師が制御しなければならない最も重要な疾患なのです。

菌血症によって引き起こされるおもな全身疾患

悪玉菌による全身疾患
動脈硬化・心臓疾患
悪玉菌が体内に入り込むと、その刺激によって動脈硬化を誘導する物質が出てきます。そして血管内にプラークと呼ばれる粘り気のある沈殿物が貼りつき、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化になると心臓の筋肉に血液が行き渡らなくなり、心筋梗塞などの心臓疾患が起こってしまいます。

脳梗塞
悪玉口腔内細菌が血液を通って全身を巡り、血管内にプラーク(糊状の脂肪性沈殿物)を作ります。そのプラークが脳の血管を詰まらせて起こるのが脳梗塞です。場合によっては、脳以外の部分にできたプラークが剥がれて脳の血管を詰まらせることもあります。歯周病の人は、健康な人と比べて約3倍脳梗塞になりやすいと言われています。

誤嚥性肺炎
高齢の方は、食事のときに食べ物が気管や肺に入り込むことがあります。その際、肺に細菌が繁殖し、病気が引き起こされることがあります。それが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、口腔内で繁殖した歯周病菌だと言われています。

糖尿病
歯周病が糖尿病の合併症のひとつということは以前から言われていました。また、近年になり、歯周病になると糖尿病が悪化することもわかってきました。反対に、歯周病の治療によって糖尿病が改善されるという相互関係を立証する調査結果も出ています。歯周病と糖尿病は、お互いに悪影響を及ぼし合う関係なのです。

関節炎・腎炎
さまざまな原因で起こる関節炎や腎炎ですが、その原因となる細菌の多くは、歯周病の原因菌です。歯周病によって増えた口腔内の細菌が血液中に入り込むと、関節炎や腎炎になるリスクが高まります。

骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨の密度が低くなり、骨がやせ細ってくる病気です。同時に歯を支えている歯槽骨ももろくなってくるため、骨粗しょう症の方は歯周病にもかかりやすい状態だと言えます。

早産・低体重児出産
悪玉口腔内細菌は、女性ホルモンにまで悪影響を及ぼします。 歯周病菌に含まれる毒素や炎症物質の濃度が血液中で高まると、子宮筋が収縮し、胎児が十分に成長できない状態で出産する可能性が高まります。その結果、体重2,500グラム未満の低体重児の出産や早産の恐れもあるのです。

【悪玉口腔内細菌のおもな除菌方法1】3DS療法

3DS療法3DSとはDental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。徹底したPMTCを行ったあと、患者さんのお口にフィットする専用トレーに薬剤を入れてお口の中に装着し、悪玉口腔内細菌を殺菌します。

3DS療法を行うことにより、通常の歯磨きよりも悪玉口腔内細菌の少ない状態が長期間維持されます。一般的に、効果は4~6か月持続すると言われています。

3DS療法の詳細はこちら 「3DS療法で徹底的に除菌」へ

【悪玉口腔内細菌のおもな除菌方法2】ヒールオゾン

殺菌効果は塩素の7倍程度あり、細菌や雑菌を死滅させるスピードは300倍あるとされるヒールオゾンを導入していますヒールオゾンは、歯科機器の世界的トップメーカーであるドイツ・カボ社によって開発されました。オゾンとは酸素から作られる殺菌力の強い気体です。殺菌効果は塩素の7倍程度あり、細菌や雑菌を死滅させるスピードは300倍あるとされています。

ヒールオゾンを使ってオゾンを歯の中に噴霧すると、虫歯菌の99%が死滅します。当院は、日本で10番目に「ヒールオゾン」を導入しました。

【悪玉口腔内細菌のおもな除菌方法3】根管内嫌気培養法

虫歯が歯髄まで進行した場合や根の病気になってしまった場合には、根管治療を行う必要があります。しかし、根管治療がうまくいかないと、根管が細菌感染を起こして再発のリスクを高めてしまいます。根管を無菌状態にして密閉するのはとても難しいことなのです。

根管内内嫌気培養法の治療例

根管内内嫌気培養法は、根管内の殺菌の有無を調べ、その細菌に一番効果的な薬剤を特定して無菌化する治療法です。根管内内嫌気培養法を行えば、根管内が完全に無菌となるまで治療することができます。

詳しくはこちら「根管内嫌気培養法症例」

成人の80%がかかっていると言われています

歯周病は、30歳以上の日本人の約8割がかかっていると言われている病気です。歯周病は歯を溶かすだけでなく、全身疾患にもつながる可能性があります。

歯周病

歯周病とは、歯ではなく歯を支える骨や歯肉などを侵食してしまう病気です。お口の中の細菌によって歯肉が炎症を起こし、歯を支える骨が溶け、やがては歯が自然に抜けてしまいます。そして何よりも恐ろしいのが、初期のうちは痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行し、すでに骨が溶け始めていることです。

歯周病は骨の病気
歯周病が進行すると歯周ポケットが少しずつ深くなり、細菌の感染が深い部分にまで及んでしまいます。そして、歯を支える骨が次第に溶け出し、歯がひどく揺れるようになってしまいます。

しかし、歯が揺れるなどの自覚症状が出てからではすでに手遅れです。こうなると、残念ながらほとんどの場合は歯を抜かなければなりません。そのまま放っておいても、いずれは骨が溶けて自然に歯が抜けてしまいます。

以上からもわかるように、歯周病は歯や歯ぐきの病気ではありません。歯を支えている骨が溶けてしまう病気なのです。

歯周病症例

歯周病の進行具合

軽度歯周病軽度歯周病
歯と歯肉の間に歯垢や歯石が溜まり、細菌の繁殖によって炎症が起こった状態です。軽度歯周病であれば、ブラッシング指導や歯のクリーニングを行うことで、比較的短期間で回復します。

中等度歯周病
中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立ち、歯肉にも炎症を起こしています。少しずつ骨が後退し始め、歯周ポケットも深くなり、歯も動揺してきます。

重度歯周病
重度歯周病
歯肉は化膿して、真っ赤に腫れた状態です。骨もかなり破壊されて後退し、歯の動揺がグラグラと大きくなっています。重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科にて対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。

極悪菌を徹底除去する歯周内科的治療法

口腔内には何百種類もの細菌がいますが、中でも「レッドコンプレックス」と呼ばれる3つの菌(P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌)は、「もっとも歯周病を発生させるリスクの高いもの」として知られています。検査によって、こういった菌が潜んでいることが分かった場合には、できるだけ早いうちに、「歯科的な治療」と「内科的な治療」を組み合わせて、徹底的な治療を行うことが大切です。

レッドコンプレックス

中~重度の歯周病の場合には、まずは内科にて、抗生物質で感染を抑える治療を行います。そして、抗生物質が効いているうちに2、3回程度ご来院いただき、歯と歯ぐきの間の歯垢と歯石をすべてきれいに取り除いて除菌してしまいます。こういった対応は、内科を併設していればこそ可能な、とても有効な治療方法です。

レッドコンプレックス除去の流れ

リアルタイムPCR法リアルタイムPCR法
まずは、患者さんの口腔内に存在する細菌の種類を確定します。その際に用いられるのが、無色透明な対象物まで観察可能な位相差顕微鏡を用いたリアルタイムPCR法です。この方法を用いることで、「歯周病を発生させるリスクが最も高い細菌」として知られている、「レッドコンプレックス」と呼ばれる3つの菌(P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌)を含む、注意すべき5つの菌種を測定します。

ぺリオプロテクトぺリオプロテクト
注意すべき菌が測定された場合には、「ぺリオプロテクト」によって、悪玉菌だけを選択して除菌します。ぺリオプロテクトは、マウスピースに薬剤を入れて行う除菌法なので、経皮毒的な影響を最小限に抑えることができ、薬剤が口腔内に広がって濃度が薄まってしまうことも防げます。

さらに、ぺリオプロテクトには、「ホームペリオプロテクト」と「オフィスペリオプロテクト」、それら2つを組み合わせて行う「デュアルペリオプロテクト」といった、3つの方法があります。

ホームペリオプロテクトは自宅で寝る前に行う方法で、歯磨き後、家庭での使用が認められている薬剤をマウスピースに入れて5分~10分実行します。オフィスペリオプロテクトは1~3か月ごとに歯科医院で行う方法で、バイオフィルムを除去した後、歯科医院でしか使用できない強めの薬剤を用いて行います。

L・ロイテリ菌その他にも、患者さんの口腔内の状況に応じて、世界的に注目されている善玉菌である乳酸菌「L・ロイテリ菌」を移植することで、悪玉菌の繁殖を抑えて免疫力の向上を促す「バクテリアセラピー」や、ペリオプロテクトとバクテリアセラピーを組み合わせた「リプレイスメントセラピー」など、さまざまな方法で、レッドコンプレックスを中心とした歯周病菌を選択的に徹底除去していきます。

歯周病と全身疾患の関係

歯周病はさまざまな全身疾患を引き起こす原因ですお口の中に常駐する約300種類の細菌のほとんどは日和見菌です。日和見菌はお口の中に歯垢や歯石などの汚れが溜まっていると増殖し、悪玉菌に変化します。

悪玉菌は、歯周病を引き起こすだけではありません。炎症を起こした歯肉から体内に入り込み、血管を通じて全身に運ばれます。そして、脳梗塞や急性心筋梗塞などさまざまな全身疾患を引き起こす原因となるのです。

中垣歯科医院が考える、 歯科医として成すべきこと

歯の健康から全身の健康へ。当院では歯科医療を通じて、皆さんの生活の質の向上に貢献いたします。

医院rinen

近年、歯の健康を守るには治療よりも予防が大切だと言われてきました。そのため、定期的に歯科医院に通ってメンテナンスを行っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。そして「歯の喪失は生活に支障をきたす」「歯の健康ためにしっかりと歯磨きをしましょう」「一生、自分の歯を残そう」というような言葉とともに、これまでの予防歯科の最終目標は歯の健康を守ることでした。

しかし今、これまでの常識を覆す"予防歯科のパラダイムシフト"が起ころうとしています。歯の健康だけでなく、全身の健康を考えた予防歯科を行う時代に突入したのです。お口の中の健康を守ることは全身の抗加齢の手段であり、また歯周病治療は、歯を残すだけでなく炎症性物質や菌血症を抑えて健康な身体を作るために行う治療になるのです。

当院では新しい予防歯科にいち早く取り組み、患者さんの全身の健康を考えたメンテナンスを行っています。徹底的な除菌療法を行い、歯周病をはじめとする口腔内疾患と全身疾患の予防を実現します。

全身の健康を脅かす、お口の中の毒

お口の毒
私たちの口の中にはさまざまな"毒"が存在します。

●悪玉口腔内細菌
●毒性歯科金属
●経皮毒

虫歯菌や歯周病菌などの悪玉口腔内細菌は、血管内に入り込むと菌血症になって全身疾患を引き起こします。溶けた毒性歯科金属を体内に取り込むと全身に悪影響を及ぼし、毒性歯科金属に起因する電流の発生や電磁波の集積による体調不良も深刻な問題です。また、経皮毒は頭皮や皮膚、そして口腔粘膜から身体に入り込み、その約90%は排出されることなく身体の中に溜め込まれます。

お口の毒

しかし、医者は歯のことを勉強しますが、多くの医者は実際の診療において歯を診ることはありません。また同様に、多くの歯科医師は全身のことを勉強していますが、診療において全身のことを考える歯科医師はほとんどいないのです。つまり、お口の中の毒によって引き起こされるさまざまな全身疾患は、これまで病院に行っても歯科医院に行っても、多くの場合は原因不明のため対症療法を受けるしかなかったのです。

お口の中の毒と全身疾患の因果関係が解明された今、私たち歯科医療に携わる者はその危険性を訴え、全身の健康を脅かすリスクを抑える義務があると考えます。大阪にある当院では、正確な診査に基づきお口の中の毒を診断し、対症療法のみならず、根本的な原因の除去を実現します。原因不明の体調不良に悩まれている方は、ぜひご相談ください。

<お口の中の毒とは>
悪玉口腔内細菌について
毒性歯科金属のついて
経皮毒について

総合医療の提供を実現する「OMSB(おむすび)プロジェクト」

総合医療の提供を実現する「OMSB(おむすび)プロジェクト」当院が今取り組んでいるのが西洋医学、そして東洋医学を中心とした伝統医療との融合です。医科と歯科と鍼灸が連携し、理想的な医療を実現するために「O・M・S・B(Osaka Mind Spirits Body Clinic)クリニックプロジェクト」をスタートさせました。

当院に併設する「MIKIKO clinic」、トップスポーツトレーナーであり鍼灸師である白石宏氏、そして当院とが密に連携を取り、各領域の垣根を超えた総合医療を提供しています。

大学教育では、医科と歯科が分離されて教育されてきました。そのため多くの医者は歯科のことをあまり考えず、多くの歯科医師は歯だけを見ていて、全身のことをほとんど考えないのが現代医学の現状です。

当院では「O・M・S・Bクリニックプロジェクト」を通じてより効果的で有効な医療体制を確立し、患者さんの生活の質(QOL)の向上や精神面のケアなども視野に入れた新しい医療に取り組んでいます。

OMSBクリニックプロジェクトはサイトこちら

2015年3月23日

医院案内

中垣歯科医院のアクセスと医院案内です。

医院名 中垣歯科医院
医院の外観
住所 〒561-0881
大阪府豊中市中桜塚4-7-4
電話番号 06-6841-8217
診療科目 歯周病治療・予防歯科・噛み合わせ治療・審美歯科・入れ歯・一般歯科

診察時間
診療時間
9:00~13:00 × ×
15:00~19:00 × ×
※土曜は9:00~12:00/13:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日

アクセスマップ


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電車でお越しの方
電車でお越しの方
阪急宝塚線「岡町駅」から徒歩10分
北大阪急行「桃山台駅」からバスで10分(中桜塚4丁目バス停下車すぐ)
府立桜塚高校 東南に医院があります。

お車でお越しの方
お車でお越しの方
駐車場4台完備しております。

新幹線でお越しの方
新幹線でお越しの方
新大阪駅より
新大阪駅にて地下鉄御堂筋線新大阪駅の千里中央方面行きに乗り、4つ目の駅、桃山台駅で下車してください。(途中、江坂駅で路線が北大阪急行に変わりますが、そのまま乗車していて大丈夫です。)桃山台駅から阪急バスに乗って約10分です。中桜塚4丁目バス停下車すぐです。

飛行機でお越しの方
飛行機でお越しの方
大阪国際空港より
大阪国際空港(伊丹空港)でモノレールに乗り、「大阪空港駅」から1つ目、「蛍池」駅で降ります。阪急電車(宝塚線)に乗り換えて(モノレールと同じフロアでつながっています)、梅田方面の普通電車(各駅停車)に乗ります。2つ目の岡町駅で下車してください。岡町駅から歩いて10分です。

2015年3月19日

インプラントに関する質問~治療前

インプラントに関する質問~手術に関して

インプラントに関する質問~治療後に関して

歯周病に関する質問

2015年3月17日

2015年3月16日

2015年3月12日

2015年2月10日

個人情報について

中垣歯科医院(以下、当院)は、ご予約やご相談・資料請求などで皆様に個人情報の提供をお願いすることがあります。当院は、ご提供いただいた個人情報に関して本「プライバシーポリシー」に基づき、取り扱いに細心の注意を払っています。

当サイト上でお伺いする個人情報について

ご予約やご相談、資料請求時にお伺いする個人名、メールアドレス、その他の個人情報は、適切にご予約を受付けたり、ご相談内容、資料請求に適切にお答えするために必要なものです。これら以外の目的では使用致しません。

個人情報の開示について

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個人情報の利用と提供について

当院では、お答えいただいた個人情報を、販売したり、貸し出したりすることはありません。下記の場合においてのみ、個人情報を外部に提供することがあります。

・利用者の方の同意があった場合
・裁判所や警察などの公的機関から、法律に基づく正式な照会要請を受けた場合
・ご利用者にサービスを提供する目的で、当院からの委託を受けて業務を行う会社が情報を必要とする場合。
(ただしこれらの会社も、個人情報を上記の目的の限度を超えて利用することはできません。)

尚、ご相談に関しまして、公益性があると判断した内容を当サイト及び当院関連サイト上で公開する場合がありますが、その場合は個人情報が特定されない状態で公開します。

当院の個人情報管理責任者

中垣歯科医院
院長 中垣直毅

〒561-0881
大阪府豊中市中桜塚4-7-4

2015年1月10日

カウンセリング・お問い合わせ画面

カウンセリング・診療時間外のお問い合わせはこちらからお申し込みください。
入力いただいた電話番号、メールアドレスへご連絡をさせていただきます。

*は入力必須項目です。
※ご連絡は診療時間内のご対応をさせていただきますので、ご了承ください。
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※万一、5日以上経ってもご連絡が無い場合には 大変お手数をおかけして申し訳ありませんが、
医院まで、一度ご連絡くださいますようお願いいたします。
※送信して頂いた個人情報につきましては厳重に保管いたします。

内容 カウンセリング相談の申し込みをします 
お問い合わせをします 
お名前 *必須例)山田 太郎(全角)
フリガナ *必須例)ヤマダ タロウ(全角)
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メールアドレス(再入力) *必須※確認のため、コピーをせずにもう1度入力してください。
年齢 歳 例)50(半角英数字)
性別 男  女 
電話番号 *必須例)0312341234(半角英数字)
電話連絡ご希望日時 例)月曜日の12時~13時に希望します。
ご相談内容・その他 ※具体的なご相談やその他ご希望がある場合はご記入ください。

インフォメーション

06-6841-8217 〒561-0881 大阪府豊中市中桜塚4-7-4 当院までのアクセスはこちら 診療時間 ○平日は午前9:00~13:00 / 15:00~19:00 となります。
◎土曜日は午前9:00~12:00 / 13:00~17:00 となります。
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