歯科金属由来の噛み合わせの異常を改善するには、金属を使わない歯科材料に換えることが最も根本的な対策です。金属を使わない歯科材料を使う治療をノンメタル治療と言います。
ノンメタル治療では、口腔内にある歯科金属を除去して、セラミックス、樹脂、ハイブリッドセラミックス(セラミックス92%、樹脂8%)、グラスファイバー、ジルコニアなどの、金属を使わない歯科材料に置き換えていきます。
ただ、ノンメタル治療に使われる歯科材料は、さまざまな材料を混ぜて強度や白さを高めるように作られています。そのため、混ぜた材料が合わなくて体調不良になる方もいらっしゃいます。
当院では、生体親和性試験を行い、科学的根拠に基づいて歯科材料をご提供しています。また、身体に一番合っている歯科材料はどれか、事前にバイデジタル・オーリングテストを行って判断し、患者さんとよく話し合った上でベストな治療計画を立てていきます。
●バイデジタル・オーリングテストとは
世界40カ国で研究、臨床応用されている技術で、アメリカでは知的特許認可(1993年2月23日)が下りました。また、スウェーデンの医学部では必須科目となっています。「生体にたずねる」「無意識下の反応を見逃さない」この手法は世界で認められつつある、診断・治療を選択する際の新しい基準です。