口腔内には何百種類もの細菌がいますが、中でも「レッドコンプレックス」と呼ばれる3つの菌(P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌)は、「もっとも歯周病を発生させるリスクの高いもの」として知られています。検査によって、こういった菌が潜んでいることが分かった場合には、できるだけ早いうちに、「歯科的な治療」と「内科的な治療」を組み合わせて、徹底的な治療を行うことが大切です。
中~重度の歯周病の場合には、まずは内科にて、抗生物質で感染を抑える治療を行います。そして、抗生物質が効いているうちに2、3回程度ご来院いただき、歯と歯ぐきの間の歯垢と歯石をすべてきれいに取り除いて除菌してしまいます。こういった対応は、内科を併設していればこそ可能な、とても有効な治療方法です。