歯磨きや歯石取りの危険性

新しい予防歯科へ実は、歯磨きや歯石取りには、生命をも脅かす危険が潜んでいます。除菌ができていない状態で歯磨きやスケーリング(除石)を行うと、歯肉に傷がつきます。その傷からお口の中の歯垢(細菌の塊)が血管内に入り込むと、菌血症を起こしてしまいます。菌血症は動脈硬化を進行させ、さまざまな重篤な全身疾患の原因となります。

つまり、徹底的な除菌を行ってからでなければ、歯や歯肉に良いと思っている歯磨きや歯石取りが歯肉を傷つけ、全身疾患のリスクを高めてしまうのです。

歯磨きや歯石取りから全身疾患に至る仕組み
【1】正常な状態
人体は、外界と体内を皮膚(表皮)によって遮断されています。

【2】歯磨きや歯石取りによって傷ができる
歯磨きや歯石取りによって皮膚に傷がつくと、外界と体内を遮断しているバリヤー(表皮)がなくなり、細菌が侵入しやすくなります。

【3】菌血症
この傷から1日に数万個の細菌が血液中に入ります。この現象を菌血症と言います。

【4】アテローム性プラークに変化
細菌が全身の血管に入るとアテローム性プラーク(粥腫)に変化します。このアテローム性プラークが動脈硬化の原因となります。

【5】血栓ができて全身疾患に
アテローム性プラークによる動脈硬化が進行すると、突然プラークが破れて血管内に血液が溜まります。それが血栓となり、動脈の内側を塞ぎます。また、血栓が別の場所にも飛んで、脳梗塞や急性心筋梗塞を引き起こすこともあります。

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