噛み合わせのずれは、身体の歪み以外に金属の詰め物や被せ物が原因ということも考えられます。いわゆる歯科金属由来の噛み合わせの異常ですが、これには大きく2つの原因が考えられます。
口腔内電流
お口の中は常に湿った状態のため、電池と同じ原理で歯科金属が電流を発生させます。この電流のことをガルバニー電流と言いますが、電流が発生すると咀嚼筋が緊張し、本来の位置で噛むことができなくなります。そのため、噛み合わせに異常を感じるようになります。
<治療方法>
歯科金属に帯電した口腔内電流を、オーラルテクター(放電機能付きの口腔内電圧電流測定器)を使って放電します。噛み合わせが改善すると同時に、肩や腰の痛みが取れることもあります。
電磁波
歯科金属は電磁波を集めてくる、ということが多く報告されています。歯に詰められた金属は、パソコンや携帯電話などの電化製品から発生する電磁波のアンテナとなるのです。そのため、身体に不調をもたらし、噛み合わせにも異常をきたします。
<治療方法>
お口の周りにアルミホイルを巻くと、噛み合わせが改善されたと感じることがあります。アルミホイルが電磁波を遮断し、咀嚼筋の緊張が緩和されるからです。